京成線京成西船駅近くにある「正延寺」光明殿(船橋市西船3)で3月30日、緊急事態宣言解除に伴い「お寺でマンガ教室」が再開した。
講師は船橋市出身のマンガ家・目黒広治さん。漫画家歴20年以上になり、北爪宏幸さんの「機動戦士Ζガンダム define」などにもアシスタントプロで参加したという。
目黒さんは柏市で大人を対象にマンガ教室を開催していたころから、中高生を対象に開催したいという思いを抱いていたという。「漫画の世界は若い人たちが躍進している。自分もデジタルでも描くが、まず手描きの要素を子どもたちに伝えていきたいと思っている」と話す。そこで、知り合いにつないでもらい「正延寺」で2018(平成30)年に初回を開催、最初は色紙に絵を描くようなイベントの要素が強かったという。
目黒さんは「久しぶりの教室でみんないろいろと忘れてしまっていることもあるもしれないが、仕切り直していきたい」と話す。「今年の作品の目標を決めよう!」とホワイトボードに目標を書いた。
「コンテストに挑戦するのはどうかな」と目黒さんが話し、一人一人とオリジナルキャラクターの年齢や性格などの設定、キャラクターに何をさせたいのか、そのシチュエーションやどんなストーリーにしていくかなどの指導も行った。
江戸川区から通っているという千田さん姉妹は母親と一緒に参加していた。千田さんの母親は「緊急事態宣言が発令され、家にいることが増え『鬼滅の刃』を読んで、自分でも描いてみたいと言ってきたので、ネットで探した」と、参加のきっかけを話した。夏見台から通っているという川原さんは「自分のキャラクターを考えている」と話し、すらすらとマンガを描き始めた。
目黒さんは「見学は無料なので、時間内だったら直接教室でも受け付けている」と話す。
開催時間は火曜=17時~19時。