船橋市地域公共交通活性化協議会(事務局:船橋市道路計画課)が4月1日、公共交通利用の促進を目的として、最新のバス路線図や鉄道路線図など公共施設などの位置が一目で分かる「船橋市公共交通マップ」を発行した。
船橋市地域公共交通活性化協議会は、公共交通不便地域の解消や公共交通の利用促進を推進するため、2008(平成20)年から交通事業者、地域住民の代表、行政の3者により活動している組織になる。
今回発行した同マップは2013(平成25)年に同協議会が作成した「船橋市バスガイドマップ」を、現在の公共交通網に合わせリニューアルしたもの。これまでのバス情報のほかに、移動時間の目安を表示した鉄道路線図、バスの運行状況が確認できるバスロケーションシステム、タクシーを呼べるアプリなどを新たに紹介している。
バスの基本的な利用方法に加え、船橋駅や津田沼駅など主要駅のバス乗り場の案内、1コイン(100円)で利用できる区間の案内なども記載。さらに、「もっと使おう!便利で人にやさしい公共交通」と題して、エコ通勤や新型コロナウイルス感染症対策についての記載もある。
船橋市道路計画課の末松勇さんは「携帯しやすいポケットサイズなので、ぜひ市内の公共交通の利用にご活用いただければ」と話す。「マップはスマホで便利に見られる時代だが、初めて船橋に来た人に手にしてもらい、船橋にはこういう場所があるんだと見て楽しんでもらいたい」とも話す。公共交通機関を使うことで駅やバス停まで歩いたり自転車を使ったりなど、健康維持にも役位立ち、エコにも貢献することになるという。
配布は船橋駅前総合窓口センター、出張所、連絡所、公民館、船橋駅南口インフォメーションセンター、商工会議所、船橋市観光協会、船橋駅北口バス案内所、JR西船橋駅北口バス定期券発売所、道路計画課(市役所5階)。
サイズ=A1(縦59.4センチ×横84.1センチ)、折り畳み時(縦19.5センチ×横10.5センチ)。1万部発行。無料。