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船橋の医師が海外で出合った絵本を翻訳出版 「日本の子どもたちにも伝えたい」

旅先で見かけた本に引かれ翻訳出版した医師の寺田さん

旅先で見かけた本に引かれ翻訳出版した医師の寺田さん

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 船橋駅北口近くの「船橋ゆーかりクリニック」(船橋市本町5、TEL 0120-12-4103)の医師寺田伸一さんが絵本を翻訳・出版し、4月上旬から書店店頭やインターネットで販売を始めた。

鮮やかなイラストでスケリッグ島の生態を表現する

 絵本は、アトランティック・パフィン(和名:ニシツノメドリ)のひな鳥「パフィンちゃん」がスケリッグ島の巣穴から抜け出し、これに気が付いた親鳥が「パフィンちゃん」を必死になって探す様子を描く。「パンフィンちゃん」は親鳥の心配をよそに自然環境豊かなスケリッグ島で暮らす多様な生き物たちと触れ合いながら、自身が持つ特技で他の動物たちを助けて回るという小さな冒険物語。

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 旅行好きの寺田さんはアイルランド旅行の最中に最西端の港町「ポートマギー」で原本を発見。イラストの美しさに引かれたが、英語で書かれた本だったこともあり「自分用に買っていこう」と軽い気持ちで購入したという。これまでに世界中を回ってきたが現地土産で絵本を購入したのは初めてだったという。

 ホテルで絵本に目を通し、「生物の多様性と相互扶助が描かれた素晴らしい絵本」と感じ、同時に著者の動物に関する深い造詣と愛情も感じたという。「日本の子どもたちともこの感覚を共有したい」と出版に向けて動き出した。

 持ち込みの企画に対して出版社はことごとく首を縦に振らなかったという。友人経営者のつてで「鳥影社」に持ち込み、出版にこぎ着けた。若い頃から英語を読んだり聞いたりするのが好きだった寺田さんが翻訳を担当した。

 小学校1~2年生が習う程度の漢字を用い、読点は入れない「分かち書き」を採用した。本文部分の後にアトランティック・パフィンの生態や生息地であるスケリッグ島について紹介するページを設け、著者とイラストレーター、翻訳者のコメントも添えた。

 サイズは縦265ミリ、横225ミリ。36ページ、フルカラー。価格は1,980円。初版2000部を発行。

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