船橋市在住のErikaさんが3月4日、「ミセスユニバースジャパン2021」のファイナリストに選ばれた。
Erikaさんは現在、都内で7月1日に開催される日本代表を決める日本大会に向け「ビューティーキャンプ」に参加し、ウオーキングのレッスンやスピーチの練習などに励んでいる。
「ミセスユニバースジャパン」は、女性の社会的地位の向上をテーマに20歳~60歳の既婚女性を対象にしたコンテスト。ミセスユニバース日本代表に輝くと、婚姻歴のある女性の日本代表として世界大会に参加可能になる。
同コンテストを運営するベリッシマジャパン(東京都中央区)は同社ホームページで「日本女性は『私なんて』と、自分でご自身の可能性に制限をかけてしまう方も多いと思う。これまでの応募者は、コンテストに挑戦をして人生が変わった! 『私なんて』と言っていた自分が『私だから』に変わり自信がついたと話してくれる。ファイナリスト期間中の思いが形となり、社会貢献活動が実現した方、日本大会後に起業された方、新しい資格取得に励んでいらっしゃる方、国内外のモデル事務所への所属が決まり、メディアで活躍されている方など、さまざまな方が活躍されている」と紹介している。
2021年度の同大会に応募したErikaさんは11歳と0歳5カ月の2児の母。小学生のころは女優になるのが夢で、事務所に所属していたこともあるというが、高校生の頃からレッスンにあまり通えなくなってしまったという。その後、ウェディングプランナーとしてフルタイムで働いていたが、2人目の妊娠を機に退職。社会と離れてしまい、取り残されたような感覚を覚えた樋口さんに、知り合いからミセスユニバースの誘いがあり、応募した。
Erikaさんの身長は149センチ。ミセスユニバースでは身長制限は設けていない。「ミスコンテストというと、細くてすらっと背が高い人しか応募できないようなイメージがあって、自分には関係ないと思っていた。このコンテストは違い、背が低いことがコンプレックスではあったけれど、私の身長で挑戦し、ファイナリストを勝ち取ることで『身長の壁』を壊したい」と話す。
Erikaさんは書類選考を通過し、2月にセミファイナリスト面談を、3月4日にはファイナリスト面談も通過しファイナリスト50人に選ばれた。
Erikaさんは「母親のロールモデルとして、悩む母親たちに向けていろいろな情報を発信していきたい。私も1人目の時は産後うつを経験した。コロナで思うように外に行けない今、1人で悩みを抱えている母親も多いのではないか」と話す。
「7月の日本大会に向けて自然体で挑みたい。低い身長の女性でも大会にいけるんだというところを見せていきたい」と意気込む。