船橋市民ギャラリー(船橋市本町2)で5月1日・2日、展示販売会「第1回ふなつく市」が開かれ、ゆとりのある配置で、59ブースの各出展者が作品を展示・販売した。
主催は「ふなつく実行委員会」。同委員会代表は「つくりて工房 ZAP」(宮本)のおやまかずひこさん。委員会はおやまさんが出版した書籍「船橋のつくり手たち」を制作していく中で知り合ったさまざまなジャンルのメンバー9人で構成されている。
おやまさんは昨年7月、同ギャラリーで「船橋のつくり手たち展」を開催したが、その際、来場者から「作品を購入したい」という声を多く聞いたことからマルシェ形式にしたいと思っていたという。今回、市民ギャラリー側からの提案もあり、販売会として「ふなつく市」を開催する運びとなった。
同ギャラリー館長代理の内藤亮さんは「同所でのこの規模の販売会は今回が初めてではないかと思う。アーティストとのやり取りがあってその場で作品が買える、このようなイベントができることはうれしい。ギャラリーとしても、このような機会がまたあるといい」と話した。
出展者は、手芸アートや書道、イラスト、着物リメイク、粘土、竹細工などの作品から、焼き菓子、アクセサリーなどを販売。フラワーアレンジメントのワークショップブースなどもあった。
天候に左右されない屋内会場のマルシェでは、「作品を手に取って購入できてうれしい」「知り合いがたくさん出ている」と、多くの来場者が出展者と会話や記念撮影をしながら買い物を楽しむ様子が見られた。
おやまさんは「こんな時ではあるが少しずつでも前に進まなくては。これからもグループとして続けていき、大きくしていきたい。来年もぜひ開催したい」と意気込みを見せた。
入り口では感染症対策として来場者は検温し、健康チェックシートを記入。場内には250人以上が入らないよう、常に確認されていた。