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船橋市内の作家らが「手ぬぐい展」 大神宮近くの「ビストロふぉーなう」で

左から驪龍さん、荒井さん、picaさん、下がおやまさんの作品

左から驪龍さん、荒井さん、picaさん、下がおやまさんの作品

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 船橋大神宮近くにある「ビストロふぉーなう」(船橋市宮本1、TEL047-409-9779)で現在、市内の5人のアーティストによる「船橋アート手ぬぐい展」が開かれている。

右から高橋さん、驪龍さん、おやまさん

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 2018(平成30)年にオープンした同店では、昨年5月から毎月アート展示会を行っている。オープン当初は、店長の高橋瞬さんが店内の窓際スペースにStaubの鍋や店名のロゴのオブジェなどを飾っていたが、「せっかくならアーティストたちの発表の場として活用してもらって、食事とアートを楽しめる空間をつくりたい」と、常連客などのつながりで月替わりで展示会を開くことになったという。

 今回は切り絵イラストレーターのpicaさんが中心となって、市内を中心に活躍する5人のアーティストによるオリジナル手拭いを展示。

 参加したアーティストは、picaさん、美術家の荒井恵子さん、筆文字アーティストの驪龍さん、書のAKIKOさん、再生アート・つくりて工房のおやまかずひこさん。

 アサヒ飲料「六条麦茶」のラベルイラストなどを手掛けたPicaさんは、舟の橋のイメージと、自身が思い浮かべた船橋のキーワードをモチーフに手拭いを作成。

 西船橋の宝成寺のふすま絵を手掛けた荒井さんは、手拭い上で墨色のぼかしの表現にこだわった梨園染の手拭いを展示。

 驪龍さんは、市内の地名を書いた梨園染の地名手拭いと格子柄の手拭い。AKIKOさんは「楽しく明るい気持ちになってほしい」という思いで自身の好きな言葉を書に表したという。

 おやまさんは「徳川家康が鷹狩りのために作られたと言われている船橋から東金へ続く御成街道を、皆さんにぜひ知ってもらいたいと思って作った」と話す。手拭いは購入も可能(1枚=800円~)。

 「発表する場がなかなかない上に、コロナの影響で活動する場がほとんどなくなっていたので、今回の展示会はアーティストにとっても本当に貴重でありがたい」と驪龍さん。同店近くで「つくりて工房」を営むおやまさんは、「無料で発表の場を提供してもらってうれしいし、お店の雰囲気と展示もマッチしていて、作家としてもうれしい」と笑顔で話した。

 同店では演奏会やワークショップも開催しており、8月29日には「しもつふさ学舎」(八木が谷5)によるランチ付きワークショップ「糸つむぎ」を開催する予定。

 営業時間は11時30分~15時30分、17時~21時。月曜・第3日曜定休。7月30日まで。

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