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船橋の「ル カフェ ドゥ ポム」で新作コンフィチュール 余る石垣産パイナップル使い

コンフィチュールを手にする店主の松崎雅子さん

コンフィチュールを手にする店主の松崎雅子さん

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 京成本線船橋競馬場駅近くのフレンチカフェレストラン「Le cafe de pomme(ル カフェ ドゥ ポム)」(船橋市宮本3、TEL 047-433-8893)で現在、「船橋にんじん」と石垣島のパイナップルを使ったコンフィチュールを販売している。

「船橋にんじん×石垣島のパイナップル」のコンフィチュール(関連画像)

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 同店では船橋産の食材をはじめ、地方の食材を使ったコンフィチュールなどを店頭販売している。今回新しく作ったコンフィチュール「船橋にんじん×石垣島のパイナップル」(800円)の開発は、「船橋商工会議所のマッチングサイトを通して、『お米のまきの』の店主・牧野さんとお話できたことがきっかけ」と店主の松崎雅子さんは話す。「お米のまきの」(本中山3、TEL 0120-341-915)はJR総武線下総中山駅近くの精米店。

 同店は全国の米の生産地とつながりがあることから、地域応援プロジェクトとして石垣島のパインの販売をはじめ、全国の農産物の販売も手掛けている。今年、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で石垣島などの観光地では観光客が激減、全国でも農産物が大量に余っているという。

 松崎さんは牧野さんから石垣島のパイナップルの話を聞き、「船橋にんじんと石垣島のパイナップルでコンフィチュールを作ってはどうか」と思い、6月半ばには店頭で販売を始めた。

 コンフィチュールは、見た目はジャムと似ているが、製法に違いがある。パンケーキやヨーグルト、紅茶などに入れて楽しめる。

 同店では「船橋のなし」を大きめにカットし果実感を残した梨のコンフィチュール「梨っ娘」のコンフィチュールも製造し、同商品は2019年度「ふなばしセレクション」に認証されている。ほかにも、梨とパッションフルーツ、ニンジン(船橋産)とリンゴ(山形県産)、アンズ(長野県産)、プルーン(青森県産)など、多くのコンフィチュールを商品化している。

 同店は緊急事態宣言が解除された後の現在も、レストランやカフェの営業は再開していない。松崎さんは「常に悩みながら模索している。レストランは1食で何度も料理を運ぶので、再開できるとすればカフェかなと思っている。ただ、常連さんには高齢者も多く、今はまだ再開の時期ではないと思っている。コンフィチュールやパンなど、しばらくは家で食べていただける物を作っていきたい」と話す。

 今回の牧野さんとのパイナップルを第1弾として、全国で余っている食材を使って、手助けもできればと考えているという。

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