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船橋のNPO「いいちばみらい」が子ども食堂事業 ヘルシー弁当を提供

「まごめひまわり食堂」メンバー

「まごめひまわり食堂」メンバー

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 東武アーバンパークライン馬込沢駅近くにある建設会社「誠建クリエート」(船橋市馬込西2)の運営するNPO法人「いいちばみらい」が子ども食堂「まごめひまわり食堂」の取り組みを始めて2カ月になる。

子どもも食べやすく調理された弁当

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 同NPOは2017(平成29)年、誠建クリエート」が船橋市と八千代市の地域交流促進や活性化などを目的に設立。社屋の一部をイベント会場として貸し出したり、地域の子どもたちのために駄菓子店を出店したりしている。

 子ども食堂の取り組みは、同NPOが推進する地域活性化プロジェクト「まごめまちづくりステーション」の一環。金曜17時から、ヘルシーさを売りにした弁当を200円で販売している。

 同NPO事務局長の浅野亜矢さんは「どなたでもご利用いただける。折り紙で折った『チーバくん』を7個持ってきた人に弁当の引換券を渡している。楽しんで弁当を食べていただけたら」と笑顔を見せる。

 弁当は、「コンパス幼保園」(船橋市藤原7)の栄養士が献立を作成し、元イタリアン・シェフの経歴を持つ同園園長の矢沢謙一さんが調理を担当する。

 「弁当は3、4歳から小学校高学年位をイメージしている。具材は小さくし、だしをしっかり取って薄味にし、健康的で高齢者も食べやすいよう仕上げた」と矢沢さん。

 同NPO代表理事の角間惇一郎さんは「私たちは子どものころ、周りの大人に支えられて育ってきたので、地元の人たちに恩返ししたい気持ちがある。船橋の子どもたちのために何かしたいと子ども食堂を始めた」と振り返る。

 弁当のメニューは毎回テーマを決めている。6月25日は「おきなわDAY」を展開する。利用は、新型コロナウイルス感染防止と食品ロス削減のため予約制。「いいちばみらい」まで電話(TEL 047-404-8800)で申し込む。受け付けは配布日2日前まで。受付時間は水曜~日曜=10時~17時。弁当配布時間は17時~18時。

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