「すぎおかクリニック高根台院」(船橋市高根台1、TEL 047-401-7300)が10月4日、新京成線・高根公団駅から徒歩4分の場所に開院する。
同院は「すぎおかクリニック」(船橋市夏見台3)の院長でもある杉岡充爾理事長が新たに開院。「船橋は広い。高根台方面から来る患者も多く、『夏見台に来るのが大変』と言われることが多かった」と高根台エリアを選んだ理由を話す。「高齢化に伴い免許を返納する方も増えると思い、駅に近い場所を選んだ」とも。
高根台院の院長を務めるのは田村隆司さん。山形大学医学部を卒業し、千葉大学で杉岡理事長と医局の同期になり、1年間共に学んだ仲。その後も交流があり、東京の病院で働きながら、今年4月から土曜だけ「すぎおかクリニック」の非常勤で働いている。
田村院長は「今務めている救急患者を受け入れている急性期病院には重症化している患者が運ばれてくる場合が多く、重症化させないための予防医療の必要性を強く感じていた」と話す。その矢先、杉岡理事長から声が掛かったという。
杉岡理事長も開院前の約20年勤務していた船橋市立医療センターで診察する中で、早期発見・早期治療の重要性を感じ、地域の人が気軽に通えるクリニックを夏見台に開いたという。
「同じ思いを抱く田村先生に高根台院を任せることで、その思いを市内に広く届けることがかなう。検診で何か指摘があれば、そのままにせず来院してほしい。進行する前に治療すれば動脈硬化なども抑制できる。早期治療は重症化を防ぐために重要」と杉岡理事長。
高根台院には夏見台と同様、心臓・頚椎・腹部エコーをそろえ、心電図は安静時心電図に加え、心臓病の早期発見に寄与する運動負荷心電図も完備。田村院長は内科認定医、総合内科専門医、循環器専門医など多くの資格を持つ。
糖尿病内科に関しては糖尿病療養指導士の資格を持ち、患者のサポートができるナースもいる。「急性期を過ぎても継続して治療はしなければならないので、フォローしていきたい」と田村院長。
「両院でできることは基本同じで、それぞれの病院で完結するが、必要な時は連携する。徳洲会病院も近く、地域全体の健康維持のためにも環境を整えてやっていきたい」と杉岡理事長は話す。
診療時間は8時30分~11時30分(金曜・土曜は12時30分まで)、14時~17時30分。水曜・土曜午後・日曜・祝日は休診。