JR下総中山駅から徒歩3分の場所にある「Art Gallery Cafe 茶々華(ちゃちゃか)」(市川市鬼高2)で10月14日、船橋在住アーティストの幸龍(こうりょう)さん(詩・歌・句)と驪龍(りりょう)さん(筆文字)の2人がコラボした展示会「二頭龍」が初日を迎えた。
幸龍さんは「コロナ禍で社会に閉塞感がある中、人と人とのつながりや絆が大事だと改めて感じた。展示会を開催することで人が集まり、アーティストたちの活動を知ってもらうことで、コロナが明けたらそのアーティストの教室や展示会に行きたいなと思うきっかけにもなれば」と開催への思いを話す。
開催初日には、船橋を代表するイラストレーター小倉正巳さん、墨絵アーティストの荒井恵子さん、イラストレーター佐々木茉也さんなどが駆け付けた。そのほかにも多くのアーティストとのつながりの中で今回の展示会が実現したという。
驪龍さんは1991(平成3)年ごろから仕事の傍ら書道活動を始め、2005(平成17)年、「筆文字アーティスト 字游人 驪龍」として活動を始めた。
幸龍さんは2018(平成30)年、船橋東武の企画に応募した詩がシンガー・ソングライター間庭美沙さんの目に留まり、曲が付いたことがきっかけで詩人の道へ。さらにレジンアーティスト清水涼子さんの作品にインスピレーションを受けて書いた詩を驪龍さんが書にしたことから、2人のコラボや幸龍さんの詩人としての活動が本格化したという。「自分が感じたことを驪龍さんに字にしてもらったら一つのアートになると思った」と幸龍さん。驪龍さんは「自分は、詩は書けないけれど筆文字は書ける」と話し、お互いがタッグを組んでの展示になっているという。
開催時間は9時~18時。火曜・水曜定休。入場無料。10月25日まで。