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船橋在住の作家3人がコラボ展示会 「三陽メディアフラワーミュージアム」で

左から草木染め作家・駒澤さん、色鉛筆画作家でイラストレーター・釘本さん、切り絵作家でイラストレーター・picaさん

左から草木染め作家・駒澤さん、色鉛筆画作家でイラストレーター・釘本さん、切り絵作家でイラストレーター・picaさん

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 稲毛海浜公園の敷地内にある「三陽メディアフラワーミュージアム」(千葉市美浜区高浜7)の1階多目的室で8月25日から30日まで、船橋在住のアーティスト3人による企画展示「Laugh!! Forest parade」が開催された。

「今回のために創り上げた」という作品で森の中のような空間が生み出されていた

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 同ミュージアムは旧名が「花の美術館」。中庭などの屋外と温室、展示棟などを合わせ、約1600種、4万8000株の植物が植栽されている。温室には熱帯亜熱帯植物が育ち、展示棟では植物にまつわる企画展示や講習会、園芸相談も受け付ける。

 1階多目的室では通常、企画展示が行われている。2008(平成20)年からさまざまなアーティストとコラボ展をスタートしていたのは、船橋市内に住む草木染め作家・駒澤菜穂子さん。同館から依頼を受け、2013年からはコラボ展示を同館の企画展示として毎年開催してきた。

 2019年の展示後、「来年は、同じ船橋のアーティストである色鉛筆イラストレーター釘本緑さんと、切り絵作家のpica(ピカ)さんに一緒に空間を作っていただこう!」と心に決めていたという。

 駒澤さんは「この広さでの展示会に向けての作品づくりはとても時間がかかり、約1年かけてじっくり創ってきた。そのため、どんな空間にするかは3人で早い段階で決めていた」と話す。テーマはforest parade(フォレストパレード=森のパレード)

 同展示会は当初3月開催を目掛けて準備してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から展示は延期に。美術館と相談し、今回の期間での開催になった。

 駒澤さんは「今回はDMを出さず、SNSで発信して展示を知ってもらうようにした。予想以上の来館者でびっくりした」と話した。「私の作品制作の根本は体感アート。今回は感染症対策として、触れないようになり、とても残念だったが、念願だった釘本さんとpicaさんとの展示が実現でき、たくさんの方に足を運んでいただけうれしかった」とも振り返った。

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