2022年の新年を迎え晴天に恵まれた1月1日、船橋大神宮(船橋市宮本5)は深夜から大勢の初詣客でにぎわい、初神楽奉納も行われた。
市内で最大の初詣客数を誇る同神宮。今年は初詣の混雑緩和と感染症対策として、干支(えと)の土鈴や破魔矢といった正月縁起物の頒布を正月を待たずに年末から頒布開始。駐車場の利用は、渋滞緩和と境内の安全のために一昨年から中止している。
神殿で行う初神楽は例年通り行われたが、午後の神楽奉納については昨年に続き今年も中止となった。県指定文化財の灯明台の一般公開と甘酒の無料配布は、今年も感染対策の観点から昨年に続き中止。新年参拝の御朱印は1月15日まで用意され、通常の手書きの御朱印は16日頃からの受付となる。
今年も駐車場のスペースには多くの屋台が出店し、参拝を終えた家族連れらが焼きそばや唐揚げなど屋台で食事を楽しむ様子が見られた。
今年初めて神楽を見たという50代男性は「船橋にこういう伝統行事があるのは知らなかった。今年はコロナが落ち着き、平常通りの1年になるよう祈った」と話した。