船橋アリーナ(船橋市習志野台7)で8月6日、15年ぶりの船橋市内開催になる「大相撲船橋場所」が夏巡業の一環で開催された。
各地方を巡回する相撲の地方巡業は、コロナの影響で約3年ぶりの開催になる。8月5日の東京都・アリーナ立川立飛での開催を皮切りに、船橋市、さいたま市、古河市、春日部市を8月14日までかけて巡る。
「15年前の船橋場所がとても盛況だったので、今回の開催になった」と大相撲船橋場所実行委員会担当者。
同日は、全幕内力士を含む総勢約200人の相撲団が参加。アリーナ中央に土俵が組まれ、土俵の四方を囲むように席が設けられた。館内に設置された相撲土産セットや幕の内弁当を販売するコーナーには長蛇の列ができ、力士との「ふれあい撮影会」も登場した。
土俵では、開場後「公開稽古」が行われた。さらに取り組みが始まり、途中土俵上で力士が歌を披露する「相撲甚句」や、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物の「初切(しょっきり)」など、巡業ならではの企画も盛り込まれた。
今回「ふなばし子ども食堂」を利用する約70人の子どもと大人が無料招待された。取り組みを見終えた6歳女児と5歳男児は「かっこよかった。楽しかった」と話し、小学2年生の稲葉琉絆人(ルキト)くんは「お相撲さんは大きくて力も強かった。相撲の伝統がいろいろと見られておもしろかった」と感想を話した。
次に千葉県内に巡業が来るのは、秋巡業の10月10日、千葉ポートアリーナでの開催を予定している。