船橋駅北口に「ホテルフローラ船橋」(船橋市本町7、TEL 047-409-5211)が9月14日、オープンする。
同所は2020年8月末に閉館した「船橋グランドホテル」だった場所。市内で冠婚葬祭業を営む「フローラT&K」(藤原4)が経営し、「ホテルフローラ船橋」として新たに営業を始める。
建物は地上12階建て。1階に、フロント・ロビー・レストランを構える。宴会場は、地下1階、地上2階、4階、12階の4フロアが宴会場に。地上5階~11階が客室となる。客室数は全67室。シングルルーム24室、セミダブルルーム10室、ダブルルーム6室、ツインルーム21室、トリプルルーム3室のほか、デラックスツインルーム2室、ユニバーサルルーム 1室を備える。
いずれの室内もベッドのヘッドボードに、アクセントとなる花柄のパネルを施し、「明るい雰囲気」に仕上げた。デラックスツインルームは和室もあり、最大4人で宿泊が可能。ユニバーサルルームは車いすのまま入れる広さになっており、トイレもバスルームもバリアフリーの造りとなっている。
1階レストラン「プルメリア」は7時~9時30分で朝食ビュッフェ(要予約)を提供。宿泊客以外でも利用できるほか、11時30分~15時はカフェ・ランチ利用が可能となる。
宴会場は7カ所を用意し、最大300人を収容できる「紅藤」のほかセミナー利用ができるようにスクリーンを用意した部屋もある。法事などでも利用できるよう、館内に寺院「市幸院」も併設。最上階の宴会場「琥珀(こはく)」は、室内にバーカウンター、バルコニーに家具を配置し、「リゾートのような雰囲気」に仕上げた。
10月31日まで、開業を記念した限定料金で宿泊予約を受け付けている。「朝食付きのツインルーム」(2人1万2,000円~)、ダブルルーム(同1万円~)、セミダブルルーム(同9,000円~)など。
来年6月の株主総会の場所などに関する問い合わせがオープン前から多数寄せられているという同ホテル。猪俣啓一朗総支配人は「地域の皆さんや遠方からの旅行、女子会まで、皆さまにゆっくり過ごしていただきたい。音楽系の部活動の方の宿泊の問い合わせもあったが、地下の会場では音出しも可能なので、幅広く利用してほしい」と呼びかける。「アクリル板も用意し、コロナ対策もしっかり取りながら準備を進めている。今後、地元農家などとコラボしたメニューも考えていきたい」とも。