船橋駅北口の商店や企業が横のつながりを持とうと、「北口商和会」を軸に船橋情報ビジネス専門学校を巻き込んで10月28日に開催した「ふなばし北口まつりwith若幸祭」のゲストにロボットが登場し、ステージ上でラジオ体操を披露した。
ステージに登場したロボットは、神奈川県のロボット研究企業MANOI企画が所有するロボット。この日は、ステージパフォーマンスの一環として「ラジオ体操」が企画され、ステージ上でラジオ体操を披露、あまりに緻密でコミカルなロボットの動きに、子どもたちがステージ前に集まり人気を集めた。
ステージ前に集まると、子どもたちはロボットの動きをまねてラジオ体操を始めた。さながら、ロボットを先生にラジオ体操を教わっているかのような光景に、集まった保護者らが騒然となり、一様に携帯電話のカメラ機能で撮影を始めるほほ笑ましい一幕も。
ふなばし北口まつりは、「駅南口と比較して北口は商店数が少なく、横の連携が取りづらい」(北口商和会会長・皆川さん)と、企業のオーナーや商店主らが自主的に企画。駅北口唯一の商店街である「北口商和会」の協力を得て船橋情報ビジネス専門学校の文化祭「若幸祭」の開催に合わせて昨年から開催されている。
天沼弁天池公園(船橋市本町7)を会場に、駅北口に店を構える企業が模擬店を展開。それぞれの持ち味を生かしたサービスを提供し訪れた地域住民を楽しませた。
参加したのは、船橋情報ビジネス専門学校(専門学校)、船橋グランドホテル(ホテル)、焼肉やまと(高級焼き肉)、ラ・ノッテビア ンカ(イタリアン)、蝦夷うさぎ(中華居酒屋)、モイスティーヌ関東販売(基礎化粧品)、ヘッドクォーター(美容室)、コンパーレ・コマーレ(石窯ピザ)、ミートハウスkitchenたか(スペアリブ販売)、LABO PARTY(キッズ英会話)、極真会館(空手)などいずれも駅北口に店を構えるか、北口にゆかりのある企業。
この日は、曇天ながらも時折強い雨が降ってはやんでの繰り返しというあいにくの天候ながらも「用意してきた商品は完売することができた」と各店主。出店している団体それぞれに集客力があったため全体での集客にも貢献したようだ。
「来年はもっとパワーアップして開催していきたい。地域のネットワークができつつあるのを感じる」と、同校の校長で同祭り実行委員長の鳥居さんは、来年に向け抱負を語った。