プロ野球独立リーグとして「ベイサイドリーグ」の2023リーグの開幕戦「千葉スカイセイラーズ対YKSホワイトキングス戦」が4月16日に行われ、船橋を本拠地とする「千葉スカイセイラーズ」がサヨナラ勝ちで勝利を収め、好調なスタートを切った。
ベイサイドリーグは誕生したばかりの独立リーグ。千葉と神奈川を拠点とするリーグで、現在、船橋を本拠地とする「千葉スカイセイラーズ」と神奈川に本拠地を置く「YKSホワイトキングス」の2チームで構成。千葉スカイセイラーズを運営するのは「千葉県民球団」(船橋市松が丘3)で船橋生まれの球団となる。
同球団の監督は、2015年まで千葉ロッテマリーンズにいた早坂圭介さん。「このリーグでは千葉県内の各球場でリーグ戦、交流戦を含め年間40~50試合を戦う。新人選手から全国の独立リーグで腕を磨いてきた選手、充分な実力を持つ選手らが一丸となって勝利を目指すとともに、地域に根付き、野球界と千葉の未来を見据え、発展に尽力したい」とコメントする。
チームには、ソフトバンクなどで活躍した秋吉亮選手(投手兼コーチ)、船橋出身で現在ヤクルトスワローズで活躍している長岡秀樹選手の兄・長岡辰真選手(内野手)も所属する。
開幕戦初日は4月15日の予定だったが、雨天のため同日の試合は中止に。16日が開幕戦となった。会場となった四街道運動公園野球場(四街道市)には関係者を含め約600人が集まり、観客席には自作の同球団応援歌を引っさげて、観客席を盛り上げるため熱唱する中学生の応援団長と、それに合わせて手拍子を送る観客たちの姿が見られた。
初戦をサヨナラ勝ちで終え、同球団代表の杉山慎さんは「チームは選手たちがとても頑張ってくれている。しかし、チームの認知度はまだまだ。今後、どのようにして認知度を上げていくかが課題」と話した。
5月26日・27日には船橋市民球場(夏見台6)でも試合を予定。26日はナイターゲームとなり17時試合開始、27日はデイゲームで13時試合開始。
「船橋市民球場でもキッチンカーやフワフワ遊具の設置も予定している。ゲストに来てもらっての企画なども現在計画中」と杉山さん。
球団のPR活動として5月2日以降、「船橋整形外科クリニック」(飯山満町1)の入り口付近で選手たちがフライヤーを配る予定。