「小さな絵本カフェacero(アチェロ)」(船橋市前原西5、TEL 047-407-0652)が8月29日、JR津田沼駅、新京成線・前原駅の両駅から徒歩15分、前原西のバス通り沿いにオープンした。
店内は4人がけテーブル席3卓、2人がけ2卓の16席。白を基調としたシンプルな内装の店内にカラフルな絵本を並べる。
同店を営むのは原田尚弥さん・蓉子さん夫婦。尚弥さんは都内のカフェやバーで店長を務めた経験を持ち、蓉子さんは市内の保育園などで保育士として働いていた。蓉子さんは「近隣に児童ホームや保育園もあり子育て世代も多いが、一人住まいの高齢者も多い地域なので、世代間交流ができる場所を提供したいと思った」と話す。「子どもたちの笑い声に癒されに来たり、赤ちゃんの泣き声や周りの目を気にせずにゆっくり過ごせたりする、そんな場所にしたい」とも。
メニューは絵本に登場する食べ物や、絵本を連想させるものなど、見た目にこだわって開発したという。「カステラホットケーキ」(1,100円)は、2匹のネズミが大きな卵でカステラを焼く絵本を連想させ、インスタグラムでの投稿を見て「これを食べたくて来た。絵本のまま」と喜んだ客もいたという。手作りの焼き菓子も用意し、テイクアウトにも対応。
コーヒーは尚弥さんの出身地、福島県にある焙煎(ばいせん)所「cafe HIRANAGA」の豆を使い、ハンドドリップ、水出しアイスコーヒー(以上500円)などを用意。その他、自家製レモネードやラテアートが楽しめるカフェモカ、ストロベリーラテや宇治抹茶ミルクラテなど豊富に用意する。
今後は、絵本の読み聞かせやワークショップも開催予定。イベントなどの情報はインスタグラムで知らせる。
営業時間は11時~17時。日曜定休。