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船橋・二和の農家にカフェ、地元野菜を使ったスキレットパンケーキなど提供

両サイドに立つのが加納さん夫婦。店で扱う地元の特産品などを手にするスタッフ

両サイドに立つのが加納さん夫婦。店で扱う地元の特産品などを手にするスタッフ

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 船橋の果樹農家「芳蔵(よしぞう)園」(船橋市二和東2)の直売所敷地内に11月8日、「FromFarm(フロムファーム)カフェ」がオープンした。

船橋産モッツァレラチーズや船橋産トマトがのった「船橋スキレットパンケーキ」(1,300円)

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 同園は梨やブドウを主とする果樹農園でありながら、廃棄ゼロを目指す取り組みを続け、その一環でフルーツサンドなどを販売するキッチンカー事業を展開。さらに「農業を身近に感じてもらいたい」という思いから子ども向け農業体験&料理教室を開くなど、農業を軸にさまざまな取り組みを続けている。

 これまで夏季限定で「農園カフェ」も開いてきたが、今回は約80坪の直売所を大幅にリニューアルし、店内飲食ができるカフェをオープンした。

 園主・加納慶太さんの妻・智恵さんは「今まで、農園に来ていただいてもゆっくりお茶を飲むなどできなかった。カフェがあることで、『農園を知ってほしい』という思いを、もっと果たせそう」と話す。

 直売所スペースを使っての営業となるため、梨やブドウの繁忙期とずらしてカフェを営業する。今年は11月から12月20日まで、来年は1月6日~6月末日がカフェ営業期間となり、8月・9月は直売所外のスペースで「青空カフェ」としてかき氷を提供する。

 提供メニューは同園のフルーツ以外に、知人農家が作る農産物を取り入れた料理を提供。「船橋スキレットパンケーキ」(1,300円)は、皆川牧場(鈴身町)の船橋産モッツァレラチーズや三須トマト農園(印内3)のトマトに生ハムをのせた食事メニュー。季節のフルーツをのせた「フルーツスキレットパンケーキ」(1,200円)も用意する。

 そのほか、奈良養鶏園(馬込町)のタ卵を使った「船橋産たまごのオープンサンド」(800円)や、オリジナルの「FromFarmスパイスカレー」(1,200円)も用意。「季節のパフェ」(1,200円)や押木養鶏所(二和西)の卵を使った「自家製プリン」(500円)なども用意する。

 ドリンクメニューはコーヒー(450円)、カフェラテ(600円)などのほか、「梨ジュース」「にんじんジュース」(各400円)、「自家製いちごミルク」(500円)なども提供し、ドリンクは全てテイクアウト可能。

 店内には6次産業化の商品を販売するコーナーも設け、瓶に入った「梨ジュース」「にんじんジュース」、サツマイモを練り込んだバウムクーヘンなども販売する。「船橋の産物が買える道の駅みたいな品ぞろえを目指している」と智恵さん。「たくさんお客さまを呼んで、地元を、そして農業を盛り上げていけたら」とも。

 営業時間は10時~16時。火曜定休。7月~10月末はカフェ休業。

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