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船橋・北習志野の27商店で「まちゼミ」 商店会や周辺企業が連携

エビスきたなら商店会の鵜沢会長(右)と森副会長 = 船橋・北習志野の27商店で「まちゼミ」

エビスきたなら商店会の鵜沢会長(右)と森副会長 = 船橋・北習志野の27商店で「まちゼミ」

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 北習志野駅近くの商店会と周辺商店や企業が連携し、現在、商店会の活性化施策「北習志野で学べて得するまちのゼミナール(通称=まちゼミ)」が開催されている。

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 発起人はエビスきたなら商店会の鵜沢正己会長と森雅美副会長。2022年7月、商店会としては初となる企画「エビスきたなら祭り」を開催したことで、「個店が連携して商店会の価値を高め、地域住民を巻き込んでいくと、地域が活性化していくことに気が付いた」という。今年4月には同所では初開催となる「まちゼミ」も実施。21店が参加し25枠の講座を提供した。

 前回の「まちゼミ」初開催に向けては、愛知県岡崎市から「まちゼミ」発起人である「岡崎まちゼミの会」代表の松井洋一郎さんを招いて3回にわたる勉強会を行い、商店主らの足並みをそろえ、「まちゼミ」初回を成功させた。

 まちゼミでは、「商店会の魅力は個店の商店主」と定義し「きれい」「けんこう」「まなぶ」「つくる」という4つの分野に分け、プロとしての知識や店主の個人的な趣味などを1時間~90分のミニ講座として提供する。折り込み広告とSNSでの拡散、商店会や店内でのポスター掲示、口コミで集客する。

 1回当たりの講座参加者は2、3人、多くても5、6人が目安。「たくさんの人を集める」という目的よりも、じっくり触れ合ってもらうことで、店主をはじめ、個店の魅力を伝え継続的なファンづくりをするのが目的だという。当日、講座内での売り込みは一切行わないというルールの下、参加者は講座を通して、店主の持つ専門的な知識に触れられる。

 講座は、不動産事業者が提供する「賃貸物件オーナー、お悩み相談」、学習塾が提供する「プログラミング体験」など本業での知識を生かしたもの、貸衣装店の「親子で折り紙教室」のように一見本業と関係なさそうなもののほか、猫の保護活動をするNPOが提供する「体験!保護猫ハウスのボランティア」など、商店会に店を構えていない団体の講座も提供する。

 2回目となる今回は22店が参加し27講座を開く。最終の講座開催は今月30日。全講座が参加無料だが、中には教材費などの実費が必要な講座もある。申し込みは参加各店店頭と電話が主となるが、事業者によってはSNSでのDMでも受け付ける。

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