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船橋の障がい福祉事業者がカフェ新設 新しい形の就労移行支援目指す

「さんびお」スタッフと友野剛行社長(左から2人目)=船橋の障がい福祉事業者がカフェ新設

「さんびお」スタッフと友野剛行社長(左から2人目)=船橋の障がい福祉事業者がカフェ新設

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 船橋市内に拠点を構え障がい福祉事業に取り組む「ふくしねっと工房」(船橋市滝台)が1月31日、千葉市内に新しい事業所「カフェさんびお(CAFE SYMBIOSE)」(千葉市若葉区)をオープンした。

中庭の見える開放的な店内=船橋の障がい福祉事業者がカフェ新設

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 店内はテーブルやカウンターで29席、小上がりの座敷12席を用意。店内中央に中庭を設け、広い窓から自然光を取り入れている。全席にコンセントを完備するほか、Wi-Fiも無料提供している。

 ドリンクは、「さんびおブレンド」(550円)、「マンデリン」(600円)、デカフェ(550円)などのコーヒーのほか、「お芋のラテ」「ホットスパイスチョコ」(以上700円)など20種類以上。フードは300円~800円の価格帯で提供。「ベーカリーハイジ」(白井市)のパンを使った「さんびおサンドA・B・C」を主軸にホットドッグやカレーも用意する。

 障がい者の就労移行事業所として運用する目的で開設した同店。これまでは「基本的なことは何でもできるように」と教育することが多かったが、同所では「チェーン店はマニュアルが確立されていて作業が細分化されている。あいさつができなくても焙煎(ばいせん)に特化した人材、淡々とした作業を延々と続けられる人材などは重宝される」と、障がい福祉の観点からの特徴を最大限に生かした教育システムを確立させようと取り組む。

 厨房(ちゅうぼう)はコーヒーショップチェーンの仕様に合わせ、就労先でも対応しやすいように設計。3カ月~半年で人材育成を行い、チェーン店への通常雇用での就業を目指す。

 現在はマニュアル確立と教育ができるスタッフ育成の助走期間として運用。4月から本格的に「カフェで働きたいと考えているが、障がいが理由で働く場所を見つけられていない、という悩みを持った人材」の受け入れと教育を行う。

 総合プロデュースと教育カリキュラム作成は「ふなばし珈琲(コーヒー)タウン化プロジェクト」発起人の梶真佐巳(まさみ)さんが担当、メニュー監修や調理指導などは「らんどね 空と海」(神保町)を手がけた藤田承紀(よしき)さんが、それぞれ担当する。

 「特性に合わせて起用するとプロ以上の成果を出す。そこを発見して教育するのが楽しい。チェーン店が抱える人材確保の課題解決にもつながる」と梶さんは話す。

 「我々のグループは千葉県内だけでも30近くの作業所を運営しているが、飲食店、特にカフェは福祉に寄り過ぎず、洗練された空気感、メニュー作りなどが欠かせない。その部分をプロの二人に担ってもらい、カフェとしても一流のものを提供していく」と友野剛行社長。

 営業時間は9時~16時、日曜定休。

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