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船橋・小室駅前に喫茶店「小室の茶屋」 半導体商社が倉庫敷地内に憩いの場

レトロモダンな印象の店舗外観=船橋・小室駅前に喫茶店「小室の茶屋」

レトロモダンな印象の店舗外観=船橋・小室駅前に喫茶店「小室の茶屋」

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 北総線小室駅から徒歩1分の場所にある喫茶店「小室の茶屋」(船橋市小室町)がオープンして、4月17日で半年がたつ。

船橋・小室駅前に喫茶店「小室の茶屋」=木のぬくもりを感じる店内

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 同店があるのは、半導体商社「システック」(東京都江東区)の船橋倉庫敷地内。創業者で現在は持ち株会社社長の田中雅治さんは「小室の皆さんに気軽にお茶と和菓子を楽しんでもらえる店にしたい」と思いを話す。当初は喫茶店を作る予定はなかったが、地域住民の要望に応える形で開業した。

 田中さんは熊本県宇城市出身。物流倉庫を作るに当たり、最初は松戸や流山での開設を希望していたが条件が合う場所がなく、小室で土地探しを始めるとトントン拍子に話が進んだという。田中さんは「土地の購入後に小室地区の現状や今後について、地域住民と論議を交わして分かり合うことができた。小室には熱い思いを持つ人が多く、面白い場所だと気に入った」と振り返る。

 カフェメニューでは、チーズケーキ(380円)やモンブラン(450円)などの定番デザート4種類に加え、田中さんがお気に入りだという「熊谷製菓」(東京都葛飾区)の「おはぎ」(160円、火曜・金曜のみ)や「さくら最中」(180円)を提供。食事メニューはナポリタンやエビピラフ(以上400円)のほか、週替わりパスタ(400円)、週替わりランチセット(650円)など10種類をそろえる。

 ドリンクは田中さんの故郷である熊本県宇城市の「一心珈琲(コーヒー)」から取り寄せた「ミスミブレンド」(180円)や「コムロブレンド」(300円)のほか、「紅茶」(180円)やオレンジジュース(150円)などを提供する。

 その他、地元スーパー「すきっぷマート」(小室町)の弁当(各500円)や「丸定商店」(東京都江東区)の限定みそ「小室の丘」(450グラム、460円)も販売する。

 「自分で味を確かめ、これだと思ったものだけを仕入れている」という田中さん。「和菓子や弁当、みそまで置いている喫茶店はなかなかないはず。『喫茶店らしくない喫茶店』にしたい」とも。

 店舗面積は約46坪。店内にはテラス席も合わせて約50席を用意。大きな窓からは街の景色や整えられた庭を眺めることができ、「ゆったりくつろげる空間」に仕上げた。公民館利用後やサークルなどの団体利用も増え、貸し切りでの利用にも対応する。

 田中さんは「誰でも気軽に利用できる価格設定にしている。地域のイベントなどに参加しながら皆さんに知っていただき、日々利用してもらえるような店になれたら」とアピールする。

 営業時間は9時~17時。日曜定休。

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