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前原団地に「うちの米粉ベーカリー」 整体師が米粉パンを研究して開業

店主の小林まさみさんとスタッフ

店主の小林まさみさんとスタッフ

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 米粉パンの専門店「うちの米粉ベーカリー」(船橋市前原西6)が前原団地内のアルビス前原ショッピングセンターにオープンして、11月15日で3カ月がたった。

現在、14種のパンを製造販売。新商品も続々企画中だという

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 店主・小林まさみさんの本業は整体師。11年前から「らぼ整体サロン」を経営している。「約5年前に小麦(グルテン)アレルギー症状が出てしまい、大好物だったパンが食べられなくなった。そこで独自に米粉パンの研究を始めた」と話す。

 米粉パンを作るようになり、さまざまな店を訪ね歩き、米粉パンの師を見つけて弟子入りしたという。パンだけでなく菓子作りなども身に付け、開業に至った。

 パンは、フォカッチャ(2個340円)、発酵バターロール(同580円)、大きい米粉のカンパーニュ(2,350円)、白ハイジパン(2個660円)、米粉食パン(1斤1,270円)など常時14種程度を店頭に並べる。新商品開発にも勢力的に取り組み、順次、店頭に並べていく。パンは全て持ち帰り用で、冷凍で販売する。

 全て国産米粉を使用。生地のつなぎには「きみじん粉」を使う。さらに秋田県で発見されたという国産の野生酵母で発酵を促し、少量の米油ときび砂糖・マグネシウムの含有量が多い雪塩で味を調え、カルキを抜き軟水にした水を使う。

 きみじん粉は、もち米を蒸して乾燥させた後にひいて粉状にしたもので、落雁(らくがん)や塩釜(しおがま)などに使用される「みじん粉」をさらに細かく加工したもの。より滑らかな食感を求める米粉パンや菓子などに使われるという。

「極太ジューシーウインナーロール」(2個1,230円)、「豆乳マヨコーンパン」(2個1,270円)などの総菜パンもそろえる。

 ペット好きの小林さんは、寄付型の犬専用米粉パン「わんぱくパン」も開発し販売。売り上げの一部をトリミングサロンRIP(八千代市)を経営する牛島加代さんが取り組む保護犬活動に役立てている。

 近隣には医療機関も多く、小児科クリニックも同じ施設内にある。「パンが好きだけど小麦アレルギーで食べられない大人だけでなく、アレルギーに悩む子どもたちにもパンのおいしさを届けたい」と小林さん。

営業時間は11時~18時。月曜・金曜・日曜・祝日定休。

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