観光農園「ちゅらふぁーむ」(白井市清戸)が北総線小室駅から徒歩約15分の場所に開園し、1月28日で1カ月がたった。
直売スペースではパック販売も=小室駅近くにイチゴ農園「ちゅらふぁーむ」
経営はサン・グレイス(鎌ケ谷市鎌ケ谷3)。農産物生産事業のほか販売事業、飲食店事業を手がける。開園のきっかけについて、社長の深山善之さんは「自分自身イチゴが大好き。僕のほかにもイチゴ好きの人は多いはずと考え、イチゴ栽培に挑戦してみようと思った」と話す。
園名には、沖縄の言葉で「美しい」という意味の「ちゅら」を用いる。深山さんは「『美しい農園』の名の通り、きれいでおしゃれな農園にしたい」と思いを話す。
同園では、「かおり野」「紅ほっぺ」「とよのか」「アイベリー」「やよい姫」の5種類のイチゴを栽培。約50坪の直売所と待合を兼ねたスペースには、収穫直後のイチゴのパックを並べ販売する。1粒・2粒入りで販売しているものもあり、「気軽に味を見て、口に合うか試してもらえたら」と深山さん。
イチゴ栽培責任者の宮崎さんは「その日の朝、食べ頃に育ったものだけを吟味して収穫している」と話す。「自然のものなので完全にコントロールするのは難しいが、できる限りベストな状態に近づけるため、温度や日照時間などを調整している」とも。
同園では2月中旬から予定しているイチゴ狩りに先がけ、「イチゴ摘み取り体験」を行って。1人200円でハウス内にあるイチゴを摘み取ることができ、収穫したイチゴは量り売りで販売する。
深山さんは「摘み取り体験は付近のイチゴ農園からアイデアをもらった。イチゴ狩りができるほどイチゴが実らない時期でも、お客さまに楽しんでもらうことができる」と話す。「この辺りの農家は皆温かく、研修で世話になったり、アドバイスをもらったりして、感謝している」とも。
宮崎さんは「イチゴに対する思いの強いスタッフが育てたイチゴ。近隣の方にも遠方の方にも、『ちゅらふぁーむのイチゴが食べたい』と思ってもらえるような農園にしていきたい」と意気込む。
開園時間は10時~15時。パック販売はなくなり次第終了。月曜定休。駐車場10台(無料)。
イチゴ狩りは2月中旬~4月末に予定。料金は、大人=2,800円、3歳~小学生以下=1,900円、0~2歳無料(時期により変動あり)。40分制。