
行田公園近くに5月10日、貸農園「畑あそび」(船橋市行田町)がオープンする。
梅の木と柿の木がある畑をシェア利用=行田公園近くに貸農園「畑あそび」
運営者の難波紀充さん市内在住。本業はIT技術者として活躍する傍ら、地域の子どもたちに農業体験の場を提供したいとの思いから、同プロジェクトを立ち上げた。
農園は約30区画を貸し出し予定。各区画は6平方メートル、8平方メートルの2種類を用意。梅や柿の木が既存であり、季節ごとに梅の炭酸ジュース作りなどのイベントも計画する。
「子どもたちに土に触れる機会を提供し、野菜が育つ過程や収穫の喜びを感じてほしい」と難波さん。西海神小学校のおやじの会「めだかの会」とも連携し、子どもたちの教育活動の場としても活用していく予定。
本業の傍らベランダ菜園で作物を育ててきたが、深く根を下ろす作物や根菜類の栽培などに限界を感じていた矢先、貸農園の利用を考えていたという。さまざまな貸農園を見る中で有効に利用されていない小規模な畑が各所にあることに目を付け、市に相談。現在の畑の所有者を紹介された。
正式オープンはゴールデンウイーク明けを予定し、現在、土作りや設備の整備を進めている。「営業時間や定休日は、利用者の意見を取り入れながら今後決めていく」という。難波さんは「地域の皆さんと一緒に、この農園を育てていきたい」と意気込みを見せる。
料金は、6平方メートル区画=月額5,500円、8平方メートル区画=同7,700円。入会金1万1,000円。利用申し込みはウェブサイトで受け付ける。