JR西船橋駅南口、フローラ西船近くのビルに7月19日、親子カフェ「Hedghog the Rainbow(ヘッジホッグ・ザ・レインボー)」(船橋市葛飾町2、TEL 047-432-4085)がオープンした。
店名の由来は、同店店主の村井玲子さん(39)が、初めての子育てで接した赤ちゃんの印象。「とってもかわいくて触りたくなるけど、全身で拒絶する様子が『はりねずみ』(=ヘッジホッグ)のようだったんです」と、村井さん。
元事務職の村井さんは、出産後初めて育児と向かい合い、子育てママを取り囲む過酷な現状に気が付いたという。「子どもを連れてゆっくりお茶を飲むカフェがない」「子連れだとどこに行っても気を遣ってしまうだけでくつろげない」。こうした思いから「子連れで参加できて、自然に友達ができてしまうような場をつくろう」と起業に踏み切った。
店舗面積は、33坪。店内には、おもちゃ美術館の協力で集めた約30種の知育玩具や木のおもちゃが常設されており利用は自由。定員は30人。利用料金は0~3歳の児童が無料。4歳からは1日390円。付き添いの大人は1人目が680円で1時間ごとに300円の追加料金がかかるが、2人目は1日いても680円。3人目の付き添いは1人目の大人と同料金。
「カフェ」としてるが、ドリンクやフード、スイーツなどは一切提供しない。利用者が持ち込みで勉強や交流の場として気軽に「カフェ感覚で利用してもらおう」というところから「カフェ」の名を冠したという。
子育てママ同士が交流を目的として使用する「滞在」と、子どもと一緒でも学べる「レッスン」の場。友人や親類などと利用できる「パーティー」会場としての利用を視野に入れる。
ほぼ毎日のようにレッスンや趣味の教室を開催し0~3歳児の子育てママをメーンターゲットに「赤ちゃんが学べる脳力開発」や「赤ちゃんと一緒に学べるレッスン」「ママを対象としたレッスン」の3コースを用意する。「パーティー」会場としては、ケータリングサービスを提供する企業と提携した「お食い初め」や「七五三」「誕生日」などの記念日や「仮装パーティー」などの自主企画も視野に入れる。
営業時間10時~16時。日曜定休。