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船橋の幼稚園に夏見の山から3匹の鬼襲来-園児たちが豆まきで必死の応戦

夏見台幼稚園に襲来した3匹の鬼

夏見台幼稚園に襲来した3匹の鬼

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 夏見台幼稚園(船橋市夏見台2)で2月3日、毎年恒例となっている「節分イベント」が行われ、「夏見の山(緑地)」から3匹の鬼に扮(ふん)した職員が子どもたちを驚かせた。

必至で鬼に豆を投げる園児たち(関連画像)

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 同園の節分行事は、設定から準備まで大掛かりなことで知られている。当日朝、同園の園庭中央の木に、「夏見の山」に住むという鬼から「おれたちは なつみの山にすむ おにだ あとで いくからな」という手紙が貼り付けられていた。

 園児たちは鬼の襲来を想定して、園庭に段ボールで作成した簡易バリケードにヒイラギの葉を貼り付け、豆をたくさん持って応戦の準備を整え鬼の襲来を待った。

 10時15分過ぎに予告通り3匹の鬼が襲来。園児らが気付くと赤鬼は「ウガー」という雄たけびをあげ、園児に向かって歩き出した。青鬼は金棒を振り回して園児を追い掛け威嚇。緑鬼は目を光らせながら園児をにらみつけた。

 鬼に気付いた園児たちは一様におびえた様子を見せたが、年長学年の園児が率先して鬼に豆を投げ付けた。ひるんだ鬼の姿を確認した園児らは、力を合わせて一斉に3匹の鬼目掛けてさらに豆を投げ付けた。園児の豆攻撃の前になすすべのなくなった3匹の鬼たちは、命からがら夏見の山に帰っていった。

 一昨年、園児からの「優しい鬼になってください」と書かれた手紙を受け取り改心したかのように見えた青鬼も、手紙をもらわなかったためか、今年は他の鬼同様に園児を威嚇。豆攻撃の反撃にあって遭って他の2匹と一緒に夏見の山に帰っていった。

 この日、豆まきで年少の園児を守りながら鬼に立ち向かった年長園児のふくだけいしくん(6)は、「全然怖くなかった」と笑顔を見せた。同じく年長のさとうあすかさん(6)は、「怖かったし、泣きそうになった。でも、泣いたら年少さんが泣いちゃうから我慢した」と話した。

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