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船橋に鉄道模型の走る歯科医院-患者の母親の一言がきっかけで

「電車好き」ではないのに、1年掛かりで院内に鉄道模型を完成させた岡本春憲院長

「電車好き」ではないのに、1年掛かりで院内に鉄道模型を完成させた岡本春憲院長

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 新興住宅地化の進む坪井町、船橋日大前駅近くの「おかもと歯科医院」(船橋市坪井東3、TEL 047-456-0056)で手の込んだ鉄道模型が走っていると話題になっている。

昔の坪井町をイメージしたという田園風景(関連画像)

 同院院長の岡本春憲さんは、車のように自分で運転する乗り物は好きだが電車や列車には全く興味がなかったという。にもかかわらず1年がかりで鉄道模型を完成させ、クリニック内に展示している。

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 「開院当初は窓から東葉高速が走っているのが見えた」と懐かしむ岡本さん。周辺の開発が進んだことによって待合室の窓からは電車の姿が見えなくなった。「いつも、子どもがここで待っている時に電車を楽しみにしていた」と話す患者の母親の寂しそうな笑顔を見て、「模型でも作ってみようか」と思い立ったという。

 その日、クリニックの診療を終えた足で津田沼駅前のモリシアに出掛け、鉄道専門店で気の赴くままに約30万円分の鉄道模型とジオラマの資材を購入。休日や診療終わりの時間を使って、1年がかりで鉄道模型を完成させた。「本当はクリニック全体を走らせたかったが、安全面を考えて」待合室を改造し、鉄道が走るスペースを確保した。現在は、待合室のソファ横に設置されているジオラマとは別に、待合室の上部にも鉄道が敷設されている。

 「子どもたちが喜ぶから」と宮崎駿作品に登場するトトロや猫バスを配置し、田舎の風景をイメージしたジオラマに仕上げた。遠くの山からは小川が流れ出し、一面に畑や田んぼが広がる中を電車が走る。駅ホーム内にはツッパリ少年を配置するなど芸が細かい。「僕は坪井の出身。僕の子どもの頃の坪井のイメージを表現した」と岡本さんは照れ笑いを見せる。

 「歯科医師は手先が器用なので、その特技を生かした。ビニールハウスには歯科診療で使用する感染予防のシートを、石こうは歯形を作るときに使うものを流用した」とも。

 同院の診療時間は、月曜~水曜・金曜=9時~12時30分、14時30分~19時、木曜・土曜=9時~17時。日曜・祝日休診。

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