いすみ市の「万喜米の郷」(住所)で5月11日、恒例の「田植え体験」が行われ、約50家族が参加した。
同企画は、「子どもたちに日本人の主食であるお米がどのように作られるのか、教室や教科書の中では学べない米作りを体験してほしい」との思いから、下総中山駅近くの「まきの米店」(船橋市本中山3-1-5、TEL 047-334-1915)の牧野基明さんが、いすみ市や匝瑳市の生産者らと共同で開催している。
今季の田植え体験は5月11日(いすみ市)、24日・25日(匝瑳市)の3日間を予定、この日の田植えが今季の初開催日となった。
田植えに使用する本物のトラクターとの記念撮影や、カエルやゲンゴロウ、タガメ、アメンボなどの田んぼの生き物観察を行った後、実際に田んぼに入って田植えを体験。子どもたちからは、「うわあ、ヌルヌルしてて気持ち悪い」などと歓声が上がった。
田植えが初体験でも真っすぐ植えることができるように、参加者は横一列に並び、両端から渡された目印の付いたロープに沿って稲を植えていった。一列終わると10センチ程度の間隔を空け、次の列の稲を植えるという作業を繰り返し行い、この日の田植え体験が終了した。
昼を挟んで、会場を高秀牧場に移して「搾乳体験」や「子牛の散歩体験」も行った。並行して行われた「牧場めぐり」では同牧場の高橋さんが、牛の尿で作られた池や牛ふんから堆肥を作る施設、牛舎など牧場内の施設を案内して回った。
問い合わせ・申し込みは同店まで。