ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町、TEL 047-457-6661)子ども美術館で現在、「秋山孝 in ふなばし展~市民と公園とをつなぐデザイン~」が開かれている。
国際的なデザインコンテストで数多くの賞を受賞し、多摩美術大学教授でもあるグラフィックデザイナー・秋山孝さん(62)は、アンデルセン公園の前身である「ワンパク公園」がオープンした1987(昭和62)年から同園や「ふなばし三番瀬海浜公園」のポスター・パンフレットを手掛けてきた。
市民と公園とをつなぐ役割を担い、エコロジーとユーモアをテーマにした秋山さんの数々のデザイン作品の中から、同展では総数138点のポスター、カレンダーやパンフレットなどさまざまな印刷物を展示。秋山さんのデザインを通し、市民と公園がともに歩んできた歴史を振り返ることのできる展覧会となっている。
初日の6月28日にはトークショー「『子ども美術館を考える』秋山孝×牧野圭一(子ども美術館名誉館長)」が行われ、牧野さんと共にワンパク王国開園時のエピソードや子ども美術館の役割、今後のあり方などが話された。
「子どもたちは“遊びが勉強”。親が勉強を強要しなくとも、子どもたちは自然の中で遊ぶことで、遊びを通してたくさんのことを学ぶ。せっかくこんなに安全で自然豊かな場所が近くにあるのだから、たくさん遊んで学んでほしい」と秋山さん。
開催時間は9時30分~16時(土曜・日曜・祝日と、7月19日~8月2日は17時まで、最終日は15時まで)。休館日は6月30日、7月7日・14日。8月3日まで。