船橋に本社を構える食品会社の石井食品(船橋市本町2、TEL 047-435-0141)が8月初旬、地元住民が集えるコミュニティーハウスを社屋1階に開設する。
無添加調理をテーマとする食品を製造販売している同社。地域活動や社会貢献にも力を入れており、災害時における帰宅困難者支援施設としても提供する予定だ。
「食=生活と認識する当社。食べるものだけでなく、地元住民の方に生活空間も提供したいという思い」と広報担当の蜂谷さん。食文化・健康・福祉と、誰もが必要とする情報の発信場所となりたいと考え、地元住民が気軽に立ち寄れて誰もが利用できる施設を計画したという。
館内には、キッチンや音響機器、食の書物が自由に観覧できるライブラリーなどを設置。セミナー、料理教室、音楽会、展示会、市民団体の会合の場など、自由に使用することができる。「当社が企画するだけでなく、皆さまからも企画案件を頂き、情報交換できたらうれしい」とも。
併設している直売所も一新。往来の販売・試食に加え、アレルギーや在宅介護時の食事、非常食、毎日の献立などで悩む人に対し、解決するメニューの提案や商品販売を行う。直売所の商品を食べるイートインスペースや、千葉県産の野菜や企業商品などを販売するマルシェブースも設置する。