プレスリリース

【ライナロジクス・シーネット・都築電気 3社協業を開始】WMS・自動配車 ・動態管理を連携し、物流DXの推進と業界の新基準確立へ

リリース発行企業:株式会社ライナロジクス

情報提供:

株式会社ライナロジクス(本社:千葉県市川市、代表取締役 朴 成浩、以下「ライナロジクス」)は、株式会社シーネット(本社:千葉県千葉市、代表取締役兼CEO 小野崎伸彦)、都築電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 吉井一典)と、自動配車システム・動態管理システムとの標準連携を可能にするWMSの構築を目的に協業を開始したことをお知らせいたします。

■背景
昨年4月、今後懸念される深刻な輸送力不足を前に「物流関連2法」が改正されました。この改正により、荷主・物流事業者には新たな規制的措置が加わることとなり、より効率的な配送計画と庫内作業の最適化が急務となっています。

特に、2025年4月から施行された新物効法(物資の流通の効率化に関する法律)では、積載率の向上や荷待ち時間の短縮といった物流の効率化に関する取り組みが荷主や物流事業者に努力義務として課されることになりました。国が示す判断基準(取り組み例)には、配送計画の最適化などシステム活用を見据えた取り組みも含まれており、今後ますます物流システムの活用が重要になっていくことが想定されます。

しかし、従来の物流システムは個別に運用されることが多く、データの断絶による非効率が課題でした。そこで3社は、それぞれの強みを活かしてWMS・自動配車システム・動態管理システムの連携を進めることに合意しました。

■協業のポイント
ライナロジクスのAI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」、シーネットのWMS「ci.Himalayas』、都築電気の動態管理サービス「TCloud for SCM」といった3社が提供する物流システムの連携により、庫内作業から、配車、輸配送、納品までシームレスな管理を実現します。物流全体の管理・可視化を可能にし、物流最適化および管理業務の効率化に寄与します。

また、連携に際しては、有効性や実運用での課題の検証のため、サン インテルネット株式会社(代表取締役社長:三田 竜平、本社:神奈川県横浜市)の物流現場にてPoCを実施する予定です。検証には、学術的視点や最新のSCM理論を取り入れるため、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の教育研修に携わる河合 亜矢子教授(学習院大学経済学部経営学科)にも参画いただきます。

【連携イメージ】



 1.WMS × 配車システム連携による配送計画の最適化
 2.荷姿数量予測AIの活用による積載効率最大化
 3.動態管理・納品検品との連携によるラストワンマイル最適化


WMS・自動配車・動態管理の標準連携を確立させ、業界の新たなスタンダードを築いていくことを目指すとともに、荷主企業様・物流事業者様のDX推進・物流最適化に寄与してまいります。

今後懸念される輸送力不足に対応するためには、サプライチェーン全体での物流効率化の取り組み、それに伴う荷主・物流事業者の協力が不可欠です。こうした中で、現状の可視化、そして最適化へとつなげるプロセスを効率的に行うことが重要となっており、ストレスなく使用できる物流システムの存在が、今後より求められていくと考えております。今回の連携を通じて3社の知見を結集し、物流システムの可能性を広げ、物流最適化ひいては物流の持続的な成長に貢献してまいりたいと考えております。
■各社について
・サン インテルネット株式会社
サン インテルネット株式会社は、1971年創業の物流企業で、神奈川県横浜市に本社を置いています。「誠心誠意」という社訓のもと、高品質な物流サービスを提供し、自社倉庫の運営や配送業務を通じて地域に根付いた物流サービスを提供しています。また、物流システムの開発・運用にも力を入れ、輸送・在庫・受発注などの物流プロセスを最適化して顧客の物流コスト削減に貢献しています。
URL: https://www.sun-web.co.jp/
・学習院大学 経済学部経営学科 河合亜矢子 教授
大学卒業後、物流企業での勤務を経て筑波大学大学院システム情報工学研究科社会システム工学専攻および社会システムマネジメント専攻においてサプライチェーンにおける生産計画と統制のシステムに関する研究で博士号を取得。
その後、同研究科研究員、高千穂大学助教、准教授を経て2017年より学習院大学経済学部教授。専門はオペレーションズマネジメント、経営情報システムなど。
日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の教育研修にも携わっています。
・株式会社シーネット
シーネットは、1992年の創業以来、物流一筋にシステム化による業務効率化と品質向上に取り組んできた、倉庫管理システムのパイオニアです。「現場をITで気持ち良くする」を企業理念に掲げ、営業・開発・サポートまで、プロジェクトに携わる関係者全員が、それぞれの視点で物流の現場を熟知し、物流現場が抱える課題に最適解を提示しています。
2011年から13年連続クラウド型WMS売上シェアNo.1*を達成。現在は、物流システムサービスインテグレーションを通じ、多様な企業の物流戦略をサポートしています。

*デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望 2024年度版 https://mic-r.co.jp/mr/03240/
URL: https://www.cross-docking.com/
・都築電気株式会社
パーパス「人と知と技術で、可能性に満ちた"余白"を、ともに。」を掲げ、ICTを通してお客様の企業価値向上・社会課題解決を行う企業です。デジタルトランスフォーメーションの推進や、サステナブルな社会構築への貢献を通して、グループ一丸となり社会への価値提供を行っています。
2023年、私たちは創業100周年となる2032年に向けた「長期ビジョン」を策定しました。
「Growth Navigator(成長をナビゲートし、ともに創りあげる集団)」への変革に努め、豊かな社会の実現と、持続的な企業価値向上への挑戦を続けていきます。
URL: https://www.tsuzuki.co.jp/
・株式会社ライナロジクス
ライナロジクスは、AI(人工知能)研究の中心的な技術である「組合せ最適化」技術をコアに、専門的なアルゴリズム研究が必要な高度なソフトウェア開発を行うスペシャリスト集団です。
主力プロダクトであるAI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」は、株式会社富士キメラ総研『業種別IT投資/デジタルソリューション市場2024年版』の配車計画支援システム部門で、市場シェアNO.1を獲得(株式会社富士キメラ総研調査による推定値)。累計利用実績は1,000拠点以上を数えます。


会社名
株式会社ライナロジクス
https://lynalogics.com/

本社
千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F

代表者
代表取締役 朴 成浩

設立
2000年5月9日

事業内容
コンピューター上で動作するスケジューリング・システムの研究・開発
効率的なロジスティクスを実現するコンサルティング
各種情報システムの導入支援


■AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」について
ライナロジクスが提供する、AI自動配車システム。企業ごとに異なる複雑な制約・条件を網羅し、配車計画に不可欠な距離や時間、人件費といった配車コストを最重要視して計算。何万~何十万通りの計画を瞬時に比較検討しながら、トータルコストに最も優れた配車計画を高速で提案します。物流企業様・荷主企業様の効率的な物流を実現し、配送コスト削減、CO2排出量削減、ドライバーの拘束時間短縮などに寄与します。

?製品ページ
https://lynalogics.com/service/dispatch/

■本件に関する報道関係のお問い合わせ先
株式会社ライナロジクスマーケティングチーム 
広報担当:平野、須藤

電話:047-701-5526
FAX:047-701-5527
E-mail:kouhou@lynalogics.com

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