
三陽商会が展開する紳士靴ブランド「三陽山長」は、『革を大切に使い切る』をコンセプトに開発した紳士靴シリーズを、2025年6月20日(金)に千葉県木更津市の「三井アウトレットパーク 木更津」内にオープンした「三陽山長」初のアウトレット店「三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店」にて、販売を開始しました。
本シリーズは、これまで高級靴としての美観を重視するために使用を控えてきた、牛の生体時に自然に形成されたシワや血筋、傷跡などの天然の特徴がある部分も積極的に採用。レギュラーラインの裁断を行ったあとの残革を使用して製造しています。貴重な天然素材を余すことなく活用することで、「三陽山長」のレギュラーラインの商品と比べてお求めやすい価格設定を実現しています。
革本来の個性を受け入れながらも、レギュラーラインと同様の製法・靴工場にて丁寧に製作することで、「三陽山長」の品質と履き心地を保ちつつ、新たな価値を創造した本格派シリーズです。

『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズ(製造工場にて撮影 2025年5月末/東京・浅草)

レギュラーラインの裁断を行ったあとの残革を活用
~ 革本来の姿と一般的な革靴づくり ~
革靴の原材料となる牛革には、自然に形成されたシワや血筋(血管の跡)、傷跡などの天然の模様が必ず存在します。一般的な革靴市場では、このような生体時の痕跡は極力加工処理によって均一化して使用するのが通例となっています。
~ 品質本位の「三陽山長」の歩み ~
「品質本位」を信条とする日本発の高級紳士靴ブランド「三陽山長」は、2001年のブランド創業以来、世界最良の素材を厳選し、熟練職人による質の高い製品づくりを追求してきました。

革の状態を見極める「三陽山長」の裁断担当者
特に、2019年に「匠」シリーズ、2021年「謹製」シリーズ、2023年に「極」シリーズといった高価格帯シリーズ(13万2000円~19万8000円)を順次発表し、今年2025年3月には最上位モデルとなる継ぎ目が全くないゼロシーム仕立ての「零」シリーズ(33万円)を発売し、上質を求めるビジネスパーソンから高い評価を得ています。
原材料には上質なカーフスキン(子牛の革)を使用し、革本来の風合いときめ細やかさを最大限に活かすため、人工的な加工の施されていない革を厳選して採用しています。
~ 素材を余すことなく活用する新たな視点 ~
「三陽山長」のレギュラーラインでは、傷やシワのある部分は避け、子牛の背中中央からお尻にかけての最も美しく均一な部位のみを厳選して使用してきました。しかし、ブランドとして自然の恵みである貴重な天然素材をより大切に生かしたいという思いと、アウトレット店の出店を機に、『革を大切に使い切る』をコンセプトに新たな商品群を開発することとしました。
~ 天然素材の個性を受け入れる、高級靴ブランドが挑戦する新しい靴づくり ~
この度販売を開始する『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズは、革素材を最大限に活用することを目的としています。レギュラーラインの裁断を行ったあとの残革を活用して製造していることが特徴です。
これまで高級靴としての美観を重視するためレギュラーラインでの使用を控えてきた(※1)、牛の生体時に自然に形成されたシワや血筋(血管の跡)、傷跡などの天然の特徴がある部分も一定の基準を設けた上で積極的に採用。貴重な天然素材を余すことなく活用することで、「三陽山長」のレギュラーラインの商品と比べてお求めやすい価格設定を実現しています。
(※1) レギュラーラインに使用しない革はこれまで、サンプル品の生産、面積が少ない革小物などの使用に限定。

『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズ(店頭ディスプレイの様子)

生体時に刻まれたシワの跡、血筋が入った革の様子

シワの跡が含まれた革靴の一例
~ レギュラーラインと同じ製法・靴工場で製作し品質を保持 ~
本シリーズは、「三陽山長」のレギュラーラインと同様に、足に馴染みやすく快適な履き心地を実現し、アウトソールの交換によって長期間の使用が可能なグッドイヤーウェルト製法(※2)を採用。日本の革靴製造の名門として知られる1949年に創業した浅草の老舗靴工場で丁寧に製作しています。
一般的な靴工場では工程ごとの細分化された分業制が主流である中、「三陽山長」の製作工場では、底付け職人がコバ塗りなどの仕上げも一貫して担当するなど、職人一人ひとりが複数の工程を習得。靴づくり全体への深い理解と技術を持つ職人が携わっていることが強みです。

「三陽山長」のレギュラーラインと同じ製法・靴工場で製作
各工程において最適な手作業を施し、長い歴史の中で継承・進化させてきた"いい靴"づくりの精神を大切にしています。『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズにおいても、レギュラーラインと同じ工場で同様の工程を経て製作されるため、「三陽山長」本来の品質を保ちながら、より手の届きやすい価格でご提供いたします。
(※2)グッドイヤーウェルト製法:靴の中底にアッパーを吊り込み、ウェルトと呼ばれる帯状の革を巻きつけながら縫い付け、最後にウェルトとアウトソールを縫い付ける製法。アッパーとアウトソールが直接つながっていないこの製法では、アウトソールの交換が複数回可能なため、長年の使用が可能。構造的にも丈夫で安定感があり、足馴染みの良い履き心地が特徴。
『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズ
ブランド:三陽山長
素材:牛革
デザイン:5種 (ストレートチップ、ダブルモンクストラップ、Uチップ、パンチドキャップトゥ、ローファー)
カラー:ブラック、ブラウンが中心
展開サイズ:6.0(24cm)~ 9.0(27cm)
製法:グッドイヤーウェルト製法
税込価格:6万6000円~
発売日:2025年6月20日(金)
販路:三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店
※カラー・サイズ等は残革の在庫状況により異なります

『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズ(製造工場にて撮影 2025年5月末/東京・浅草)
『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズは、2025年6月20日(金)に千葉県木更津市の「三井アウトレットパーク 木更津」内にオープンした「三陽山長」初のアウトレットストア「三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店」にて販売します。
同店では、このシリーズに加え、「三陽山長」直営店舗で不定期開催していた特別セール品および革小物・ベルトなどを取り揃えます。ブランドの世界観と上質な国産品質はそのままに、よりお求めやすい価格帯で提供いたします。また、コート専業ブランド「サンヨーコート」、当社オリジナルブランド「エス エッセンシャルズ」の商品も一部展開いたします。

『革を大切に使い切る』をコンセプトとした紳士靴シリーズを販売「三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店」
店舗名:三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店
所在地:千葉県木更津市金田東3-1-1 ガーデンゾーン 8401区画
電話番号:0438-40-5535
営業時間:10:00~20:00 (施設に準拠)
オープン日:2025年6月20日(金)
展開ブランド:「三陽山長」(紳士靴)、一部「サンヨーコート」、「エス エッセンシャルズ」

「三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店」 内観

「三陽山長 三井アウトレットパーク 木更津店」 内観
「品質本位」を信条に世界最良の素材を駆使し、熟練の職人による質の高い製品を提案する日本発高級紳士靴ブランド。
対象:メンズ
主な価格帯:靴(既製品)¥24,200~¥330,000、靴(パターンオーダー)¥121,000~、ベルト¥22,000~¥36,300、シューケア¥440~¥49,500
販路:直営店、百貨店、ファッションビル、EC
ブランド開始:2001年
●「三陽山長」 ブランド公式サイト&ストア https://store.sanyo-shokai.co.jp/pages/sanyoyamacho
●「三陽山長」 公式SNSアカウント
Instagram:
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