京成線大神宮下駅近くのスナックが立ち並ぶ一角に4月10日、カウンターメーンのカフェバー「Final Cross」(船橋市宮本2、TEL 047-425-1786)がオープンした。
同店を運営する大倉正之さん(40)は、飲食業界に入る前は大手自動車ディーラーで自動車整備士の仕事に就いていた。飲食業界で働きたいと思い立ち、5年務めたディーラーを退職。手先の器用さを生かしてバーで働きながら経験を積んだ。
2004年に知人から東船橋駅北口で新規店舗の開設を任され、「1日の最後に安らげる場所にしたい」という意味を込めて「Final Cross」という店名を付けた。同店は2010年に閉店したが、今回開いた新店に愛着の深い店名を引き継いだ。
2010年から新店開設までは、過去の経験を生かして友人の飲食店やディスカウントショップの自転車コーナーの整備士の職を掛け持ちしていたという。
店舗面積は9.5坪で、客席スペースは5坪ほど。席数はカウンター5席、テーブル8席。女性が一人でも来店しやすいようにと、大倉さんの妻が内装のデザインを担当し、木のぬくもりを感じさせる壁紙を使っている。BGMは季節に合ったものを選び、この時期は「レゲエ」を選んでいる。
メニューは、アメリカンドッグ(300円)やミックスナッツ、オリーブ(以上400円)、生ハム、馬刺し(以上650円)など軽いものが中心。ドリンクは生ビール(550円)をはじめ、カクテルはグラスホッパー、ボヘミアンドリーム(以上650円)などがグランドメニューとして並ぶが、「その日の気分を話してくれたらオリジナルカクテルを作る」と大倉さん。豊富な経験からオーダーも受けられるのが強みだという。
営業時間は16時~翌2時。水曜定休。