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船橋に「立派過ぎる」バラ園 「しろちゃんローズガーデン」間もなく開園へ

夫婦で作ったバラのラブチェアに座る丸山夫婦

夫婦で作ったバラのラブチェアに座る丸山夫婦

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 ネットなどで話題を呼んでいる「しろちゃんローズガーデン」(船橋市小野田町付近)が5月23日、グランドオープンする。

園内は車椅子でも回れるようにタイルが敷き詰められている(関連画像)

 同園は、大手宅配会社に勤務する丸山直人さん(48)が妻の智子(のりこ)さん(48)と一緒に造り上げてきた手作りのバラ園。丸山さんは6年前、勤務中に足を骨折し、8カ月間入院を余儀なくされたのがきっかけでバラ園芸に足を踏み入れた。

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 それまで智子さんが趣味で行っている家庭園芸にも全く興味を示さなかった丸山さんだったが、外出が困難なため仕方なく打ち込むようになったという。「育てるのが難しいからこそ、咲いた時の感動はひとしおだった」と丸山さんは当時を振り返る。

 趣味のバラ園芸は、足が治るころには70株の規模に。自宅の庭先では手に負えない規模まで膨れ上がったバラに、近所からは「バラ屋敷」というあだ名がつけられるようにまでなったという。

 「もっと多くの人に見てもらいたい。バラが見られることを一番望んでいる」と、バラ園芸の規模を広げられる場所を探し求めた丸山さん。仕事の取引先だった梨農家から300坪余りの畑を借り受けると、土作りから始めた。農地の回りをラティスで覆い、バラ園芸の本を読みあさった。2人のデートは近隣のバラ園への視察に変わり、週末になると全身泥まみれになりながらバラを育てるようになった。

 苦労のかいあって、バラをチェアに巻き付けて育てることやベッド仕立てに咲かせるなど園芸テクニックも習得。珍しい品種を多くそろえ、今では190種200株を超える規模になった。将来的なバリアフリー対応も考え、園内は車椅子に乗ったまま鑑賞できるように車椅子幅に合わせてタイルを敷き詰めた。

 現在、同園のバラは早咲きの品種から満開を迎えつつある。時期を少しずつずらして満開が訪れるよう工夫しているため、10月中旬~下旬にかけて何かしらの品種が咲き誇るようになっている。

 グランドオープンに先駆けて、23日に来園した客には花芽を摘んだものを無料で配布するという。「花束には向かないが、アレンジメントやバラ風呂、ポプリなどには使えるので、香りまで楽しんでほしい」と智子さん。なくなり次第配布終了。

 開園時間は日の出から日没まで。入場無料。場所は、障がい者施設誠光園(小野田町)のすぐ横。

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