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船橋の幼稚園でマグロ解体ショー 海から口に入るまで、すし職人5人が食育

園児の前でマグロを解体するすし職人の様子

園児の前でマグロを解体するすし職人の様子

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 船橋の夏見台幼稚園(船橋市夏見台2、TEL047-429-7231)で6月12日、食育の取り組みとしてマグロの解体ショーが行われた。

マグロ解体ショーではしゃぐ子どもたち

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 独自の教育方針を取り入れる同園。今回マグロの解体を実施したのは、すしと創作料理店の一幸船橋店(米ヶ崎)。30キロのミナミマグロ2匹を仕入れ、職人5人を派遣した。

 講堂に年長園児と保護者を集め、初めは魚がどのように切り身になり食卓に並ぶのかなどを映像でレクチャー。マグロが泳いでいるシーンでは、一幸の担当者から「マグロは生まれてから死ぬまでずっと泳ぎ続けている魚」「時速約80キロのハイスピードで泳ぐため、断面が丸に近い、水の抵抗を受けにくい形をしている」など、マグロの特徴が紹介された。

 マグロの解体ショーが始まると、客席からは歓喜の声が上がった。初めて魚が解体される様子を目の当たりにした女児は「泳いでいる形のお魚が売っている形になるのを初めて見た」と、興奮した様子で感想を話した。別の女児は「海でお魚を切っているのを見たことがある。でも、あんなに大きいお魚は初めて見た」と感想を話した。

 マグロ2匹を解体し終えると、園児は事前に用意されたマグロの給食メニューを楽しみ、保護者はさばきたてのマグロのすしを味わい、それぞれが「おいしい」と食事を楽しんだ。

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