陸上自衛隊習志野駐屯地(船橋市薬円台3、TEL 047-466-2141)の演習場で1月10日、「降下訓練始め」と題した、年明け初となる降下訓練が一般公開される。
駐屯地が一般開放されるのは、「駐屯地桜まつり」「駐屯地納涼夏祭り」と同催しの年3回のみ。昨年は約3万人が来場した。
「降下訓練始め」は1969(昭和44)年から始まった。当初は1年間の降下訓練の安全を祈り「開傘祈願祭」として部隊内で行っていたが、1974(昭和49)年から一般公開するようになったという。
昨年は「島しょ防衛」をテーマにした訓練を披露した。同団広報室広報陸曹の横田浩映(ひろあき)さんは、「今年はオーソドックスな訓練に戻し、空挺(くうてい)団の訓練の一連を見せたい。『基本的な降下降着戦闘』をテーマとする」と話す。
当日は、航空機からの落下傘降下、地上での戦闘訓練を予定。例年行っている駐屯地資料館「空挺館」の公開はない。敷地内には売店も並び、自衛隊グッズも販売する。「演習場は基本的に下が土なので、歩きやすい靴で。また、とても寒いので、暖かくして来てほしい」と横田さん。
訓練時間は11時~12時。演習場開放は8時~15時。駐車場は数に限りがあるため、公共交通機関での来場を呼び掛けている。天候により、訓練の一部、または全てを中止する場合もある。