船橋の農産物直売所ふなっこ畑(船橋市行田3)で3月30日、北海道津別町の畜産農家による「つべつ和牛」の販売会が行われた。
津別町と船橋市は1989年から青少年交流を行い、昨年2015年には津別町の農業者が船橋市を訪問し、農業視察を行った。ふなっこ畑で農産物の取引をしていたこともあり、今回初めて「つべつ和牛」の販売会を企画した。
津別町は森林面積が町全体の9割を占めており、つべつ和牛は阿寒国立公園の湧き水と良質な干し草で育てている。「大自然の中、おいしい空気と水で育てたつべつ和牛は赤身のうま味と脂身質の甘さが特徴。今回はつべつ和牛の中でもA5ランクのものを持ってきた」と、津別町肉牛振興会会長で迫田牧場を経営する迫田浩司さん。
当日はすき焼き用と焼き肉用(各250グラム、2,500円)を販売。無料試食コーナーを設け、客に振る舞った。試食した客からは「お肉が甘くておいしい」「柔らかくて食べやすい」などの感想が上がった。50人が購入し、津別から持ってきた100パック中70パックが売れたという。
津別町役場産業振興課課長の横山智さんは「初回にしてはまずまず。2パック買っていただいた方もいた。またこのような機会を設けたい」と話す。
つべつ和牛の問い合わせは津別町農業協同組合(TEL 0152-76-3322)まで。