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家康公没後400年船橋街歩きと三番瀬の船旅コラボ 街歩きネットワーク初の試み

ガイドする仲村さん

ガイドする仲村さん

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 船橋市観光協会認証の「ふなばし街歩きネットワーク」が4月17日、街歩きコースと船旅コースからなる「家康公没後400年街歩きと三番瀬の船旅」を開催する。

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 同ネットワークは、船橋市観光協会が認定した「ふるさと案内マイスター」で構成される市内ボランティアガイドの組織。街なか・海寄り・海老川・飯山満・木下などのコースがあり、「掘り起こし散歩・ふれあい街歩き」を合言葉に健康的で文化的な街歩きを推進している。

 「1800ヘクタールもある三番瀬を紹介するにあたり、これまでの陸から海を眺めての案内では限界があった。今回、本来の街歩きに加え、海上に出て海から船橋を眺めるという立体的なアングルで歴史に迫る初企画が実現した」と話すのは、御成街道コース開発チーフ(案内マイスター)の仲村章さん。仲村さんをチーフに4人のマイスターがガイドをする。

 当日は10時に京成大神宮下駅改札口前に集合し、午前中約2時間は「家康公ゆかりの地めぐり」を行う。午後は船橋漁港から船に乗り、1時間半かけて「三番瀬の船旅」を実施。乗船する「太平丸(巻き網船)」の船長で現役の漁師でもあり、船橋市観光協会会長でもある大野一敏さんがナビゲーターを務める。大野さんの「三番瀬の今と昔と家康公」のトークもある。

 「船に乗る機会もなかなかないと思うので、船から船橋を眺め、船橋の漁師の話に耳を傾け、船橋を再発見していただきたい。この企画を通して、船橋の歴史や文化、民族と地域の成り立ちを知り、郷土理解を深めてもらえれば」と仲村さん。帰港後に解散となる。

 仲村さんは「徳川家康は1616年4月17日に75歳で死去。今回のイベントはまさに命日の開催。家康は1614年と1615年に東金への狩りへ出掛け、1615年の狩りの帰りに船橋に立ち寄ったとされている。その際、三番瀬の漁業権を市民に付与、大神宮に寄進、船橋御殿に宿泊したとの記録がある。イベントを通して船橋の歴史、文化、民族と地域の成り立ちを知り、郷土理解を高めてもらえればと思う」と話す。

 参加申し込みは同ネットワークに電話かファクス(TEL&FAX 047-462-6891、ファクスの場合は氏名・住所・電話番号を記入)、メール(cct@chiba-net.or.jp)で受け付ける。参加費は、中学生以上=2,000円、子ども=1,000(乗船代・ガイド料・保険代など)。定員は50人(先着順)。問い合わせは仲村さん(TEL 080-6746-1304)まで。

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