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船橋に「小さなカレー屋コッチョ」 イタリアンがリニューアル

店主の村田雅史さん

店主の村田雅史さん

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 船橋市山口横町入り口付近のイタリアン「pasta coccio」が3月17日、スパイスカレー店「小さなカレー屋COCCIO(コッチョ)」(船橋市本町4、TEL 047-426-2202)にリニューアルした。

3日間じっくり煮込んだカレー

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 店主は二和向台出身で市内在住の村田雅史さん(51)。リニューアル前は、野菜をメインとしたイタリアンバルを展開。「もともとは道の駅のようなお店をやりたかったが、希望の物件がなかった。そんな時たまたま今の場所を紹介してもらい、じゃあ野菜をメインとしたイタリアンをやろうと」と村田さん。

 イタリアンやフレンチ、無国籍料理などのシェフを32年間務めていた村田さんの料理目当てに、リニューアル前もにぎわいを見せていたという。しかしそんな村田さんに転機が訪れた。昼夜問わず働き続けた結果、体に水がたまり腎臓の病気に。入院や通院を繰り返しながらも厨房(ちゅうぼう)に立ち続けた。「店が忙しくて踏ん切りがつかなかったが『このままじゃ人工透析になる』と医者から警告され、自分がいなくてもスタッフに任せられるように、店の形態を変えようと決意した」と話す。

 以前からカレーを主力メニューにとしたいという思いがあった村田さん。都内でカレーライス専門店がブームとなっていることを知り、カレーライス専門店へとリニューアルしたという。

 店舗面積は8坪。カウンター4席とテーブル8席。店名の「COCCIO(コッチョ)」は、カタツムリの殻という意味。小さな家、隠れ家という意味が込められている。

メニューは、昼夜統一した。たくさんの野菜を15種類のスパイスでじっくり3日間煮込むカレーは、チキントマトカレー、スパイシーチリビーンズカレー(以上1,000円)、ビーフマサラカレー、バターシュリンプカレー(以上1,200円)の4種類。カレーに添えるのは雑穀米、ライ麦パンから選べる。雑穀米とライ麦パン半々ずつも可能。サラダやつまみなども用意する。

 ドリンクは、ハートランドビール(580円)、ハイボール、ワインや、本日のクラフトビールなども用意する。「自分だけの隠れ家、秘密基地にしてほしい。お酒を飲んだり読書したり自由にくつろいでほしい」と村田さん。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時30分(金曜・土曜は22時まで)。日曜定休(祝日は不定休)。8人~12人の貸し切り可。貸し切りの場合は、イタリアンなどのメニューも相談を受けている。

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