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船橋の米穀店、匝瑳で「かかしコンテスト」-グランプリはおさげかかし

グランプリを受賞した難波さんと匝瑳市の農業生産者らがかかしの前で

グランプリを受賞した難波さんと匝瑳市の農業生産者らがかかしの前で

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 船橋市内で米穀店を営む「まきの米店」(船橋市本中山3、TEL 047-334-1915)が千葉県匝瑳(そさ)市の生産者と企画した「かかしコンテスト」が7 月22日、同市内で開かれた。

第1回かかしコンテストでグランプリを受賞した難波さんの三つ編みかかし(関連画像)

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 初の開催となった同コンテスト。今は農家でも珍しくなった手作りのかかしをあえて手間隙(ひま)かけて作ることで、生産者の苦労や農業の歴史などを体験することを目的としている。今回は、同店が企画したトウモロコシ狩りの一環として行われた「かかし作り」だったが、次回からは本格的なコンテストとしての実施も視野に入れているという。

 かかし作りに参加したのは13組の家族約50人で、千葉県内各所から参加した。最初に生産者が作り方を披露した後、参加者はまねるようにしてかかし作りにチャレンジした。

 グランプリを受賞したのは、市原市から家族で参加した難波千紘さん(5)。入賞したかかしは、頭部にワラで編んだ三つ編みを施し、腕に動きがつけられており、ウインクさせたチャーミングな表情が特徴の作品に仕上がった。

 審査委員長の鈴木農夫一さん(70)は「腕が曲がっている、手袋をしているなど、ベーシックなかかしとしてのポイントとしてだけでなく、 我々農家では想像もつかなかった『三つ編み』という斬新なアイデアに審査員一同、心底驚かされた」と笑顔を見せた。

 グランプリ受賞について、難波さんは「初めてかかしを作った。三つ編みはおばあちゃんが『いつも千紘ちゃんが三つ編みしているから』と付けた」と喜びの表情を見せた。

 審査員らがコンテストの審査を行っている間、参加者らは主催者が契約している畑に移動し、トウモロコシ狩りを楽しんだ。

 次回は来年7月に開催予定。開催時間は10時頃からを予定している。トウモロコシ狩りの参加費は、「かかしコンテスト」参加費も込みで1家族4,000円。申し込み・問い合わせはまきの米店まで。

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