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船橋南口・下町エリアにバー「ザ・ドロップ」-ホテルのバーテンダーが独立

船橋の旧市街地エリア、入り組んだ街角にオープンした「ザ・ドロップ」

船橋の旧市街地エリア、入り組んだ街角にオープンした「ザ・ドロップ」

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 オーソドックスなスタンダードカクテルから珍しいカクテルまでを提供するバー「the Drop(ザ・ドロップ)」(船橋市本町4、TEL 047-409-1944)が7月25日、船橋駅南口の下町エリアにオープンした。

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 船橋駅南口の中でも下町風情を色濃く残す「御殿通り」に面した同店。店舗面積は11坪で、席数は11席(デッキ部分含む)。店名は、「かけがえの無い一滴」を提供したいという意味を込めて名付けた。店主の吉岡洋さん(39)が40歳の誕生日を前にオープンした。20代は保険業界でセールスマンとして活躍していたが、29歳の時、「楽しい事、好きな事を仕事にしたい」とバー業界に転じた。

 「飲むのも好きだが、カクテルを作る方がもっと好き」と、カウンターを挟んだ「こちら側」での仕事にやりがいを感じていた吉岡さんだったが、ホテルのバーでの勤務年数を重ねるほどに役職が上がり、「気がついたらカクテルを作る時間よりも、資料を作る時間の方が多くなっていた」とジレンマを感じるようになっていた。

 「70歳、80歳と年齢を重ねないと提供できない味のあるサービスを」と再び現場を求めて開いたのが同店。ホテル時代に突きつめたカクテルの知識を生かす。「スタンダードなカクテルだからこそ氷一つ、提供するグラスにまでこだわったものを」と、通常のレシピに一手間加えたカクテルを心掛ける。

 フード類は、ミックスナッツやドライフルーツ、生ハムなどのオーソドックスなものや、「自家製レバーペースト」(700円)、「りんごと トマトのカレー」(950円)など13種。カクテルは、オーソドックスなものを中心に28種類(各800~900円)を用意。メニューに 載っていないカクテルもオーダー可能。

 「カフェとは一線を隔した存在になりたい。会社帰りや寝る前の一日のリセット、自分へのご褒美などで利用してほしい」と吉岡さん。「空間を大切にしたいので、5人以上での来店をお断りする場合もあります」とも。

 営業時間は18時~翌2時。日曜定休。

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