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船橋・二和の農家にビックリサイズの梨-40年以上の経験で初めて

左がビックサイズの幸水、右はLサイズ(280グラム)の梨

左がビックサイズの幸水、右はLサイズ(280グラム)の梨

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 梨生産の盛んな二和・三咲地区で農業を営む「船芳園」(船橋市二和東2)代表の加納一男さん(60)が「40年以上梨農家をしてきて初めて」という1キロを超える大玉の梨が見付かった。

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 今回見つかったのは1キロを超える大玉の幸水。「新高でも珍しい1キロを超える大玉サイズ。幸水でここまで大きなものができたのは初めて」と加納さんは驚きの表情を見せる。現在、主力で出荷している幸水の平均サイズは360~420グラム程度。これまでに加納さんが生産した中で最も大きかった幸水は800グラム程度だったという。

 市内で今夏出荷されている梨は「例年比で104~110%程度、玉のりがいい」というが、7月以降に台風が来なかった事や天気がよく暑かった事、適度な雨量が確保されていた事、灌水(かんすい)がうまくいった事など、さまざまな条件が全て満たされたために肥大したと見られている。

 通常、この地域で行われている梨の大玉コンテスト対象の「新高」でも1100グラム超から2000グラムに満たないものがほとんど。「『幸水』で『新高』同クラスのものが収穫されたのは珍しい」と周辺の農家でも注目を集めている。

 収獲直後には1100グラムを超える重さだったというこの幸水。取材時に計測した時には「水分が抜けたため」か1000グラムを少し超えた重量だったが、加納さんは「もう、このサイズの幸水を見ることはないだろうな」と笑顔を見せた。

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