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船橋の梨選果場で今年初出荷-初日は10キロ箱1000ケース、太田市場に

今年最初の出荷となったこの日、選果場を利用する全農家が集まった

今年最初の出荷となったこの日、選果場を利用する全農家が集まった

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 船橋市内北部の梨農家が出荷するJA市川市の選果場(船橋市豊富)から8月5日、今年最初の梨が出荷された。

初出荷のこの日、太田市場に10キロ箱1000ケースが送られた(関連画像)

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 この日出荷されたのは、10キロ箱で1000ケース分の「幸水」。5月の降ひょうと台風の影響で全体の1~2割程度が傷付いたり塩害による被害を受けたりした事で出荷数などが心配されていたが、「早い段階で実を落としておいたので、一つ一つの玉が例年よりも大き目のサイズ」とJA担当者は顔をほころばせる。「7月10日以降にほとんど降雨がなく、曇天も少なかったので今年の梨は例年以上に糖度が高」とも。

 3日に梨農家が集まり、今年の梨について会合を行った際に計測された糖度は「14.8」度。一般に幸水の糖度は13度程度が平均とされているという。

 この日は、選果場を利用する25農家が全員集合し、それぞれが出荷した梨を形や外見の美しさから「秀」「優」「良」の3種に選別、さらにサイズごとに選別し箱詰め作業を行った。この日、太田市場に出荷されたのは10キロ箱で1000ケース。初出荷のため箱数が少ないが、最盛期になると太田市場、築地市場、船橋市場の3カ所に出荷され、味の良さや糖度の高さなどから「船橋の梨」は贈答用として取引される事が多いという。昨年の出荷ケース数は約7万 ケース。

 選別の過程で実に傷が見付かったりへこみがある、形がいびつなどの理由で贈答用に向かないと判断された「出荷規格外」の梨は、選果場で約3キロ500円と比較的安価で販売する。

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