高根木戸駅から徒歩3分の場所に韓国料理の店「Million Rolls Kitchen, Myeon Dong, Seol(ミリオンロールキッチン明洞)」(船橋市高根台6、TEL 047-499-5360)がオープンして3カ月がたった。
店主の李勝斗(り・まさと)さんは長野県生まれ。現在はIT関係の仕事をしているが、「自分のルーツである韓国の本場の味を日本の皆さんにもっと知ってほしい。韓国の文化なども知ってもらうために韓国料理の店を開きたい」と思い、物件を探し始めたという。
当初は東京都内で物件を探していたが、諸条件が希望に合うことから現在の場所での出店を決めた。同店がある場所は以前「高根木戸中央商店街」と呼ばれていた通りで、現在は「高根木戸商店会」の通りとなっている。
約10坪の店内には2人掛けのテーブル席が4卓。壁には、李さんの知人が手描きでソウル市内の繁華街「明洞(ミョンドン)」の景色などを描いている。
李さんは普段は店頭には立たず、料理を提供するのは李さんの知り合いである申(シン)さん。申さんは韓国・ソウルで店を出していた経験を持つ料理人。食材などは李さんが「本場の味」にこだわって仕入れ、それらを生かしたメニューを申さんが提供している。
メニューは、韓流のり巻き「キンパ」のほか、「チヂミ」「チゲスープ」、韓国チキン「ヤンニョムチキン」など。ドリンクはトウモロコシ茶、ユズ茶のほか、オリジナルの「ミリオンティー」も用意する。「キンパやチヂミは韓国でもよく食べる。キンパはプルコギやスパムを使ったものも出している。チヂミも海鮮やキムチ、ポテトなど、いろいろな味を楽しんでほしい」と李さん。
キンパに使うのりは、のりの産地として知られる全羅南道莞島(ワンド)産の天然のりを取り寄せている。「キムチに使う香辛料など、味の肝となる材料については現地から取り寄せている」と李さん。
「この通りは閉店している店が多い。自分の店やほかの店が『ここでしか楽しめないもの』を提供することによって、人を呼び込める場所になれば」と李さん。「一緒にこの通りを盛り上げてくれるお店が、ほかにも来てくれたら」とも。
営業時間は10時~14時、17時~23時(土曜は10時~23時、日曜は10時~21時)。火曜定休。