京成バス習志野出張所(船橋市習志野4)で11月12日、「京成・バスグループ車庫まつり~あなたの街のバスフェスタ~」が開催され、事前登録した約100人の来場者でにぎわった。
同イベントは、日本で初めてバスが走った9月20日を「バスの日」として記念し、同日開催している。京成バス総務課の織戸明香さんは「もともとバスの日に合わせて9月24日に開催予定だったが台風で延期となり、今日の開催となった。コロナ禍に配慮し、京成グループのバス会社17社の共催とし、4つの会場に分散して実施することにした」と話す。
来場者数を制限するため、午前と午後の2部制にし、同所では事前応募のあった91人が参加した。
習志野出張所の会場には、京成バス、船橋新京成バス、ちばレインボーバス、松戸新京成バス、京成バスシステムが参加し、各社自慢の車両を一堂に展示。いずれのバスも運転席に乗り込んでハンドルを握ることができ、制帽をかぶった子どもたちが満面の笑みを浮かべていた。
グッズコーナーではミニチュアのバスを販売。「これから本格始動する『東京BRT』がお薦め」と販売スタッフが声をかける場面も。会場では、ゲームや交通安全クイズに参加したり高速バス乗車体験を楽しんだりする様子が見られた。
路線バスの乗車体験では、「バス洗車」をバスの中から見学。巨大なブラシが窓ガラスを洗い流す様子を見て、車内は歓声に包まれた。
そのほか、船橋東警察署は俊敏性を測定する「クイックアーム」の体験展示やパトカーの展示を行ったほか、日本海事協会による「働きやすい職場認証制度PRコーナー」は、トラック・バスの運転手にとって働きやすい職場であることを認証する制度の認知拡大を目的に出展した。京成バスは、その普及活動にも力を入れているという。