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映画「夢みる小学校」 船橋で初の自主上映へ、未来の学校考える機会に

実行委員会代表の鳥居佐織さん

実行委員会代表の鳥居佐織さん

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 映画「夢みる小学校」の自主上映会が5月13日・14日、船橋情報ビジネス専門学校(船橋市本町7)本館で開催される。

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 同作品は文部科学省選定映画で、2022年2月から公開された。監督はオオタヴィンさん。その後、全国各地で自主上映による上映会が開かれている。

 内容は、「先生がいない」「テストがない」「宿題がない」という特徴ある学校を紹介し、私立の学校だけでなく、60年間成績通知表や時間割りがない「体験型総合学習」を続ける公立小学校・伊那小学校(長野県)や校則・定期テストをやめた世田谷区立桜丘中学校(東京都)も紹介する。

 開催について、上映会船橋実行委員会代表の鳥居佐織さんは「実行委員会メンバーのほぼ全員が、学校への行き渋りや、いわゆる不登校になっているお子さんの親御さん。私自身が昨年末に、この作品を見てとても素晴らしかったので、今年の元日に『上映会を開こう』と仲間に呼びかけたところ、元日一日で10人以上が集まった」と振り返る。

 実行委員メンバーの中には、「過去に、この映画を見た。ぜひ多くの人に見てほしい」「子どもが学校に行けなくなり、学校とは何なのか?を考えるようになった。この映画を知り、一度見てみたいと思っていた」などの理由から参加している人もいる。

 主催で会場となる同校の鳥居高之学長は「これからの時代、教育はますます多様化していく。しかし常に大切なのは、いかに子どもや若者たちの可能性を引き出せるか。この上映会が、それを考えるきっかけになってほしい」と話す。

 上映会は2日間開催し、両日共2回上映。1回で90人まで鑑賞でき、各回上映終了後には任意参加での交流会を開く。「上映会後の交流会では感想をシェアし合う場にしたい。α世代、Z世代に合う教育とは何かを考える機会になるのでは」と鳥居佐織さん。

 「船橋市でも1000人を超える子どもが不登校となっている。学校がこんなに楽しい場所になれるんだということを知っていただけたら」と話す。

 開催は10時~・13時30分~の2回。参加費は、大人=1,000円、高校生以下無料。13日午後の回は未就学児の親子用枠となる(大人のみの参加も可)。申し込みは専用フォームで受け付けている。

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