「梨の花マルシェ」が4月15日・16日、船橋の梨農園「芳蔵園」(船橋市二和東2)で開催され、にぎわいを見せた。
同イベントは「開けた農園に、地元への還元祭」をコンセプトに、昨年4月から開催している。梨の花の時期の4月と、実のなる時期に開催し、今回で3回目。
園主の加納慶太さんは「農園にこんなに人が集まってくれるのが毎回、うれしい」と笑顔を見せる。1日目は雨にもかかわらず約90人、2日目は約230人が訪れた。
フルーツサンドなどを販売する「FromFarm(フロムファーム)」の責任者でもある加納さんの妻の智恵さんは「毎回集客に不安を感じるが、地域の方が毎回集まってくださり感謝の気持ちでいっぱい。出店者の子どもたちも手伝ってくれる。配置や動きなど、やっと形になってきた」と話す。
イベントでは、「パイナポーキッチン」のキューバサンド、「eatfor」のカレー、「ハッピーモンスター」の駄菓子、「はつせいえんクレープ」、「焼芋屋きんちゃん」などのキッチンカーが出店したほか、ハンドメード雑貨や地元野菜も販売。出店者からは「この地域の人のパワーがすごい。地域の方たちと交流ができてうれしい」という声が聞かれた。今回が2回目という来場者は「食べ物がおいしくて楽しい。地元が盛り上がっていてうれしい」と笑顔を見せていた。
音楽ライブでは、菊川夏未さん(ピアノ)と佐藤ありささん(バイオリン)による生演奏をはじめ、「ハピペア」(ウクレレ、キーボード)、絵本朗読会、高校生バンド「Ahi°(エーハイド)」などが会場を盛り上げた。
「農園で音楽が聴けるのがいい。今年5月にオープン予定の農園カフェで、定期的に音楽ともコラボしたい」と智恵さん。慶太さんは「カフェでは地元の野菜やチーズなどの生産者の思いを伝えて、もっと知ってほしい」と意欲込みを見せる。