
市立船橋高校(船橋市市場4)の卒業生らによる音楽ユニット「りちふな」が同校の応援歌「市船ソウル」を取り入れた楽曲「2000万秒の証」を制作し、2月20日にリリースした。
ジャケットのイラストは船橋で活動する似顔絵作家・はなおかりなさんが手がけた
「りちふな」は、同校サッカー部出身の武田素和さん(通称=CHEKE(チェケ))、ダンス部出身のLiCaCo(リカコ)さんらが結成した音楽ユニット。ユーチューブチャンネル「CHEKEチャンネル」での活動をきっかけに、市船のOB・OGらに加え、地域で活動するアーティストなどを巻き込みながら、楽曲制作へと発展した。
楽曲のプロデュースには音楽プロデューサーのTameZoさんが参加し、「応援歌を通じて多くの人にエネルギーを届けたい」との思いで制作に当たった。楽曲には、市船の伝統的な応援歌「市船ソウル」のリズムやメロディーが取り入れられ、応援の一体感を生む工夫が凝らす。
作詞はCHEKEさんとLiCaCoさんが担当し、フィールドで戦う選手とスタンドで応援する側の視点が交錯するような構成になっている。曲の随所に「市船らしさ」をちりばめることで、卒業生や現役生徒が親しみやすい作品にもなっているという。
「りちふな」の楽曲制作は、母校へのエールだけでなく、より広い応援文化の継承も視野に入れている。今後は、市船に関わるさまざまなストーリーを楽曲として発信し、OB・OGや地域住民とのつながりを深めていく計画だという。
「市船の応援歌を作ることが長年の夢だった。ようやく形になり、現役生や卒業生にとって愛される曲になればうれしい」とLiCaCoさん。TameZoさんは「これまでにたくさんの応援ソングを聴いてきた、その全てのエッセンスをつぎ込んだ」と話す。
楽曲はSpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスで配信。