
特許庁の「地域団体商標」に登録されている「船橋のなし」のうち、ギフト用に用意された「ふなっしー梨箱」の2025年デザインが決定し、6月1日、予約受け付けを始めた。
梨の妖精「ふなっしー」が船橋の梨農家に協力し、2013(平成25)年から続いている同企画。毎年、箱のデザインが変わり、ギフトや中元などの贈り物として選ばれているほか、全国のふなっしーファンなど各地からのニーズがある。
梨箱は梨5キロを基準にした段ボール製で、梨の品種や大きさによって内容個数は変わる。和梨は、一般に大きな果実の方が、価値が高いとされ、ふなっしー梨箱に詰める「船橋のなし」は「秀」「優」「良」に分けられた等級のうち、「秀」の中でも特に品質の良いものを選別して詰めているという。
今年のデザインは、箱全体にふなっしーカラーの黄色をベースに、小さな梨が箱全体にちりばめられている。昨年同様、ふなっしーだけでなく、「ふなごろー」「ペアンヌ」もあしらったデザインとなっている。
同ボックスで販売する梨は、市内で生産する品種のうち、「幸水」「豊水」「新高」の3品種。出荷は梨の成熟を待ってからとなる。関係者によると、「今のところ、生育は順調。一番早く出る『幸水』で、ふなっしー箱でのお届け分は8月初旬ごろ発送になる見込み」だという。
「船橋のなし」サイトで通販を行うほか、東武百貨店船橋店の地下にある青果店「丸あ商店」、船橋市内に本社を構えるスーパーマーケットチェーン「ランドローム」でも扱う。船橋市内の梨農家でも一部販売を予定。2013(平成25)年から継続している「2キロ用ふなっしー梨袋」も一部の市内農家と販売店で取り扱う。