
金杉小学校(船橋市金杉8)南側のヒマワリ畑で約2万本のヒマワリが満開を迎え、7月5日・6日の2日間、「ひまわりフェスティバル」が開催された。
同イベントは船橋市の市花であるヒマワリを広めるため、1997(平成9)年に船橋農業士等協会とJAいちかわ、地域住民が中心となって始まった。現在は「ひまわり憩いの広場の会」も加わり、同校の児童や保護者、地域のボランティアと共に毎年夏に開いている。
今年のヒマワリ迷路は、金杉小の3年生児童が考案した「65万人」の文字が畑に浮かび上がる図案。船橋市の人口が今年4月に65万人に達成したことから決まったという。
種まきは4月21日に行い、丈がやや低めの品種を採用。昨年は風で倒伏する株も見られたが、前年の反省を生かして品種を変更し、通路も整備したこともあり、図案がきれいに浮かび上がった。
当日は「ひまわり憩いの広場の会」による朝採れ野菜やヒマワリの切り花を販売。多くの親子連れでにぎわいを見せた。
会場となる畑は、近隣住民の手も借りて日頃から手入れを行い、学校も教育活動の一環として参画し、児童たちは種まきや農業体験を通じて地域と深く関わっている。
学校関係者の一人は「農業士同協会やJAいちかわの皆さんの協力で、子どもたちはヒマワリを育てたり、枝豆の皮むき体験など貴重な経験ができている。地域と学校のつながりを実感している」と話す。
今後も、ヒマワリが開花している間は地上からのみ観覧可能。